週末の午後、少し遅めのランチタイムに訪れた地元の中華料理店。過去には比較的お手頃な価格設定だったものの、最近では少しずつ価格が上がり、肉野菜定食が780円、ミニ塩ラーメンが380円となっていました。以前と変わらず、料理の味は満足できるものの、価格の変動に足が遠のいていました。

このお店のサービスには一風変わった特徴があります。以前はライスとスープがおかわり自由だったのですが、現在はスープのみが自由で、ライスは大盛りに限定されています。さらに、店主がいるときは問題ないのですが、定食にプラスしてミニラーメンを注文すると、担当するスタッフによっては本来定食に含まれるはずのスープを出されないことがあります。店主が不在のときは、サービスに少し緩みが見られるようです。

訪問した日は、厨房から料理人の鼻歌が聞こえてきました。料理を作る人のご機嫌な様子が伝わってくると、食事もぐっと楽しくなります。人の手によって、お店の体験は大きく変わることを改めて感じさせられました。

新宿御苑近くにひっそりと佇む隠れ家的なお店で、レゲエの心地よい音楽とともに、独創的な中華料理を堪能する至福の時間。シェフの西岡さんは、イタリアンやスパニッシュの経験も持ち合わせる料理人で、その手にかかれば中華料理も一味違う独自の世界観を展開します。久しぶりの訪問となった今回は、8年の時を経て再びその才能に触れることができました。

メニューは多岐にわたり、上海蟹のビスクや紹興酒漬け、ラルドバーガーキャビアから始まり、四川風よだれ鶏や油麺筋の煮込み、豚足百頁に至るまで、一品一品がシェフの深い知識と技術の結晶。特にナポレオンフィッシュの香蒸しは絶品で、この時期に上海蟹を味わえたのも、そして熊の肉を堪能できたのも、忘れられない幸せな体験です。

料理の締めくくりには、汁なし担々麺が登場し、その後に晩白柚のタルトとメレンゲアイスで口の中を爽やかにリフレッシュ。レゲエのリズムと共に、世界各地の味を凝縮したようなメニューは、味覚だけでなく心も満たしてくれます。

長い間訪れていなかったことを少し後悔しつつも、次回は間を空けずに、またこの独特の雰囲気と美味しい料理を楽しむことを心に誓いました。レゲエのリズムと共に繰り広げられる、中華料理の新たな旅はまだまだ続きそうです。

港区南青山の高層ビル「ユニマット青山ビル」9階にあるヌーベルシノワ 玻璃（ボーリー）青山は、青山通りを見下ろす抜群のロケーションにあります。店内に一歩足を踏み入れると、目の前に広がるのは青山の街並みと青く輝くプールの眺望。そんな素敵な空間でいただくランチは、まさに非日常の優雅な時間を約束してくれます。

この日の選択は、「柔らかく煮込んだ牛スジ入り 四川風麻婆豆腐ランチセット」。1,500円という価格で提供されるこのランチセットは、深い味わいの麻婆豆腐がメイン。とろりと柔らかに煮込まれた牛スジが豊かな旨みをプラスし、一般的な麻婆豆腐とは一線を画す贅沢な逸品です。スパイシーでありながらも牛スジの柔らかさが口の中で溶け合う感覚は、まさに至福の瞬間。

ご飯はおかわり自由で、しっかりとした食べ応えを求める方にも満足いただけることでしょう。また、彩り鮮やかな自家製チャーシューのサラダや、牛挽肉と豆腐の優しい味わいのとろみスープがセットになっており、一皿一皿が丁寧に作られていることが伺えます。

食後に提供されるジャスミン茶は、ポットでたっぷりと。食事の後の口直しに、また会話を楽しみながらゆっくりと飲むには最適です。ここでしか味わえない、特別なランチタイムを堪能できます。

南青山の街を一望しながら、上質な中華料理に舌鼓。忙しい日常を忘れさせてくれるような、そんな特別なひとときを過ごせるのがヌーベルシノワ 玻璃（ボーリー）青山の魅力です。

地元に根付いた街の中華料理店が、少しずつ手を加えて新しく生まれ変わっています。最近の訪問では、店内に大型モニターが設置されているのを見つけました。これがどんな目的で設置されたのかは定かではありませんが、訪れる一人客が楽しむためかもしれません。自分も知らず知らずのうちに、その画面をちらりと眺めている自分に気づきました。

食事に関しては、常に満足させてくれるメニューの数々があります。「もやしサラダ」はさっぱりとしていて、食欲をそそります。「蒸し餃子」は、この店の餃子の中でも特にお気に入りです。店の名前からも餃子を推しているようですが、個人的には焼き餃子よりも蒸し餃子の方が好みです。

「蝦とエリンギの山椒炒め」や「四川唐揚げ炒め」など、このあたりのメニューは特に充実しており、味も非常に美味しいです。「上海焼きそば」は、食事の締めくくりにぴったりの定番です。

店が新しくなるごとに、新たな発見があるこの中華料理店。改装されたきれいな店内で、美味しい料理を味わいながら、新たに設置されたモニターで楽しむ一時は、また違った楽しみ方を提供してくれます。地元に愛され続けるこの店が、これからも多くの人に喜びを提供し続けてくれることを願っています。

ランチタイムに訪れました。店内は非常に綺麗で、モダンなデザインが印象的です。この日のランチメニューから五目炒飯を選びました。五目炒飯は、店の推薦する一品で、ネギ油と中国醤油で香ばしく炒められています。

具材には、チャーシュー、ホタテ、海老、卵、枝豆が豪華に使われており、それぞれがゴロゴロとたっぷり入っている点が特徴です。特に、枝豆は食感のアクセントとして非常に良い仕事をしています。味付けも絶妙で、ネギ油の風味が料理を一層引き立てていました。

別の日には、担担麺と麻婆豆腐も試してみましたが、これらの料理は少しファミレス風の雰囲気が感じられ、味わいに関してもやや平坦な印象を受けました。特に、担担麺の酸味と辛味は調和が取れているものの、風味に欠ける部分がありました。麻婆豆腐に至っては、甘みが強く感じられ、伝統的な麻婆豆腐の味わいとは一線を画しているようでした。

このお店は、中華料理の新たな試みを楽しめる場所であると同時に、ファミレスのような親しみやすさも持ち合わせています。価格設定は一般的な中華料理店よりも若干高めですが、その分、サービスの質は高く、店内の清潔感も抜群です。中華料理の新しい形を体験したい方にはぜひおすすめしたいお店です。

内装も清潔で現代的な雰囲気が漂います。ランチタイムに訪問し、メニューを眺めると炒飯の選択肢は五目炒飯のみ。これが店の推しメニューのようです。

五目炒飯には、ネギ油と中国醤油を使って香ばしく仕上げられており、具材にはチャーシュー、ホタテ、海老、卵、枝豆がふんだんに使用されています。特にチャーシューやホタテは大きめにカットされており、食べ応えがあります。枝豆のプチプチとした食感も良いアクセントになっています。

塩加減や味付けは絶妙で、ネギ油の香りが食欲をそそります。モダンな雰囲気の中でいただく五目炒飯は、見た目にも美しく、味も期待以上でした

ある中華料理店は、一見すると少し異質な雰囲気を持っています。以前は居酒屋、その前は寿司屋という経歴を持つため、畳敷きの小上がりが特徴的です。ランチメニューは850円均一で、魅力的なのはご飯が一杯無料でお代わりできる点です。このサービスを最大限に活かすため、麺類ではなく定食を選択することが私の戦略。特にこの店は、麺類にもご飯が付くため、唐揚げラーメンなどのメニューもありますが、ご飯お代わりの特典を考慮すると、やはり定食が最適です。

具体的に、ご飯との相性を考えると麻婆豆腐定食が候補に挙がります。甜麺醤が効いた濃厚な麻婆豆腐は、ご飯が進むこと間違いなし。また、ビールも一緒に楽しみたいという点も考慮すると、おかずの量が心配になりますが、この店ではザーサイの小皿も提供されるため、お代わりしたご飯にも十分対応できます。

結果として、麻婆豆腐定食と中瓶ビールの組み合わせは完璧でした。麻婆豆腐の量も十分で、ザーサイのアクセントも良く、満足のいくランチになりました。しかし、他のお客さんが注文していた生姜焼き定食や日替わりの鶏肉とじゃがいものカレー煮も量が多く、どの定食を選んでもご飯をお代わりしても問題ないことが分かりました。つまり、この中華料理店では、どのメニューを選んでも満足できることが明らかになり、メニュー選びに迷った時間は、結局のところ無駄ではなかったのです。

金曜の夕方、繁忙の予感を抱きつつも訪れたのは、評判の焼き餃子を提供するお店。18時半の到着でしたが、幸運にも直ちにカウンター席へと案内されました。店内は既に活気に満ち、テーブル席は満席状態でしたが、私たちのオーダーは注文後まもなくして手際よく準備されました。

焼き餃子、350円。一口噛むと、肉汁が溢れ出す瞬間はまさに感動。野菜の自然な甘みと生姜の風味が絶妙にマッチし、軽やかな味わいで次々と手が伸びます。皮のカリッとした食感も忘れられず、これまで食べた中で最も印象に残る一品となりました。

水餃子、350円。透明感のある中華スープに包まれた水餃子は、自分好みに調味料を加えて楽しむスタイル。モチモチとした食感が魅力的で、スープとの相性も抜群です。この日は残念ながら揚げ餃子が売り切れでしたが、焼き餃子の印象が強烈で、宇都宮に来るたびに立ち寄りたくなること間違いなし。肉汁溢れる焼き餃子の虜になること請け合いです。

谷中の菩提寺の住職の推薦で訪れたことがきっかけで、「天外天 別館」の大ファンになりました。中華料理店といえば賑やかなイメージがありますが、このお店は西洋料理店を思わせるおしゃれで落ち着いた空間が特徴です。静かな雰囲気の中で、味はもちろんのこと、器や盛り付けにもこだわった料理を堪能できます。

特に平日のランチがおすすめです。1000円から選べる数種類のセットメニューには、どれもチョイスデザートがついており、中でも名物の「柔らか杏仁豆腐」は、800円の価値があるにもかかわらず、セットの一部として提供されます。この大サービスにはいつも感激しています。

ちょっとした贅沢を求める日には、ミニコースが良いでしょう。一品ずつサーブされるコース料理は、量も質も満足できるものですが、2人前からの注文となるので注意が必要です。

また、法事などで10人前後の集まりがある際は、7階にある眺望絶景のゲストルームを貸切にできます。専属のウェイターがつき、特別なコース料理を楽しめるこの空間は、特別な日にふさわしい贅沢な時間を提供してくれます。先日参加した法事でも、すべてのゲストから大好評でした。

このように、特別な日でも日常のランチタイムでも、「天外天 別館」は様々なニーズに応えてくれる、谷中で見つけた隠れ家のようなお店です。

まずは『雲南省トリュフ』を効かせたリゾットで、豪華なスタートを切ります。その後、さっぱりとした『紹興酒 原酒10年』と共に、鯖やあん肝、牡蠣といった紹興酒にぴったりの前菜を味わいます。紹興酒との相性抜群なこれらの料理に、舌鼓を打ちながら次なる逸品を待ちわびます。

特に期待していた『紹興酒漬け上海蟹』は、濃厚でとろりとした身の美味しさに心奪われました。この一皿のために、長い時間をかけて訪れた価値があります。

続く鴨の料理は、ジューシーで溢れる旨味が特徴。『鴨肉と鴨タン・北京ダック』は、いつまでも味わっていたい至福の時間を提供してくれます。

『蒸し蟹』では、雌の甘く濃厚な卵と、雄のふっくらとした旨味を堪能。この両者の味わいを紹興酒熟成20年と共に楽しむのは、まさに至極のひと時です。

『フカヒレ』の料理は、繊細な味わいを楽しむため、箸でゆっくりと味わい深めます。この一皿で感じる贅沢感は、言葉にできないほど。

フェスティバルの締めくくりとして選んだ『蟹味噌の麺』は、上海蟹の深い旨味が存分に楽しめる一品。この麺で感じる幸福感は、他では得られないものです。

最後に提供される『小豆ミルク白玉』は、新しい食感とともに、ほっと一息つける美味しさを提供してくれました。

このような特別な日を過ごせることは、日々の喧騒を忘れさせてくれるほどの幸せです。本当に心からの感謝を込めて、また来年もこの時を楽しみにしています。