東高円寺駅の隠れた宝石、心温まるインドカレー店
東高円寺駅の改札を出て、出口に向かう途中でふと目に留まったのは、ひっそりとしたインドカレーのお店でした。あまり目立たない立地ながら、その日のお昼がまだだった私は、店頭のメニューに誘われ店内へ。
暑い日だったので、元気を取り戻すためにシーフードカレーの中辛を注文しました。ほうれん草のナンが売り切れていたため、ごはんと一緒にいただきました。カレーはクリーミーで優しい味わいがあり、スパイスの香りが口の中で広がる感じが魅力的でした。海老、いか、あさりが入ったルーはコクがあり、とても美味しいです。サラダも盛りが良く、アイスチャイも風味豊かでした。
スタッフの丁寧な対応と、笑顔でお見送りしてくれたご主人の暖かさに心が和みました。こんなに美味しいインドカレー店が東高円寺にあるとは、驚きと同時に丸の内線の面白さを再発見しました。
東高円寺でまたお昼時になったら、ぜひ再訪したいと思います。ごちそうさまでした。
- 東高円寺駅
- 洋食
荻窪団地の隠れた名店、「笹や」の日替り弁当
荻窪団地を散策中に、モダンな建物の一角で「笹や」という惣菜屋を発見しました。店頭の三角看板には「日替り¥600、ワンコイン丼弁当¥500」と書かれています。
店内はショーケース越しに購入するスタイルで、和惣菜から洋惣菜まで様々な種類が並んでいます。定番の弁当は650円から750円程度で、日替りメニューもあります。
この日の日替りはサバシオか肉詰めハスの2種類でしたが、ダイエット中ということで焼き魚を選択。ご飯の量は普通で注文しました。
お弁当を手に取ると、その重みに期待が高まります。善福寺川沿いの緑地で木陰ランチを楽しみました。
サバシオは脂がのっており、塩加減も絶妙。ご飯はごま塩と梅干しが乗っており、硬めの炊き加減が私好みでした。副菜の筑前煮も具材が大きめで、味付けは上品な薄味。スパサラはたらことキュウリで和えられており、ボリューム満点です。
ワンカップのお酒も良かったかもしれませんが、最近の飲み過ぎを考えて自粛しました。満足のいくランチで、「笹や」の弁当は再訪必至です。ごちそうさまでした。
- 南阿佐ケ谷駅
- 弁当
高円寺の暖かな隠れ家「ペリカン時代」の物語
JR高円寺の南口から阿佐ヶ谷方面へと伸びるアイロード沿いに、「ペリカン時代」というバーがあります。ヤキトリ屋ロードを抜けて、少し歩くと見えてくるこのお店は、カウンター6席とテーブル2卓8席の、まるで友人の山荘に遊びに来たような温かみのあるウッディー調の内装です。
店では生ビールや焼酎、ワイン、ミートローフ、オムレツ、カレーやミックスピザなどが楽しめます。特に店の隅にある小さなクリスマスツリーや、趣味のマンガや本、そしてちっちゃな文芸誌『錆猫通信』や『ポエム新世界』が、このお店の個性を際立たせています。
店主の増岡さんは、バンド「ペリカン・オーヴァー・ドライヴ」や奥様の「オグラ」といった音楽活動の背景も持つ、多彩な人物。お店はもともと「Doll」の編集部や「BOY」というレコード屋だった場所で、その歴史も感じさせます。
こうして増岡さんと奥様が、中央公園でバーベキューを楽しんでいた日々から、徐々に仲間が増え、このお店が生まれたのです。暖かな雰囲気と、店主の自然体な接客が印象的な「ペリカン時代」。高円寺の街に溶け込むようなこのお店は、まさに地元の魅力を象徴しています。次回は、彼らのカレーを味わいに訪れたいと思います。
- 高円寺駅
- バー