リノベーションされた京町家の洗練された雰囲気の中、店内に入ると、たくさんの美味しそうなパンが目を引きました。小麦粉へのこだわりを感じさせるこのパン屋さんは、「1週間に2度食べたくなる」という意味のユニークな店名を持っています。

特に印象的だったのは、あんバター塩パンです。塩パンの中には山椒が入っており、そのほんのりとしたピリッとした風味が絶妙でした。この一品だけでも、再訪したくなる魅力がありました。

店内に入ると、小上がり席にはすでにお客さんがいたため、入口近くのテーブル席に着席しました。

メニューを見て、500円の「しょうゆラーメン」を注文。窓越しの薄く色づいた紅葉を眺めながら、約12～13分待ちました。

提供された「しょうゆラーメン」は香り高く、見た目も美味しそうでした。スープを一口飲むと、香辛料によるピリッとした刺激がありましたが、全体的にはまろやかで飲みやすい味わいでした。麺は細めのストレートで少し柔らかかったものの、もっちりとしてスープと良く絡み美味しくいただけました。

具材はねぎ、メンマ、ゆで卵、塩味の効いたチャーシューが添えられており、それぞれがスープとの相性も良かったです。

ふと思い立って沖縄料理の店に足を運びました。店主の暖かい迎え入れが印象的で、せっかくなので泡盛を頼むことに。店主が丁寧に銘柄を教えてくれ、癖のある「どなん」を選びました。この泡盛の濃厚な味わいはまさに青酎や上質なバーボンを思わせる素晴らしさでした。

泡盛に合わせて出された豆腐セットは、沖縄独特の食感で肉のような食べ応えがありました。小魚、イカスミ、タコの塩辛との組み合わせも新鮮で、複雑な味わいが口の中で弾けました。

店主おすすめのミミガーは甘辛い味付けが絶品で、ラフテーも味は美味しかったですが、もう少しとろとろだとより良かったかもしれません。

店内で味わう泡盛の数々は、次々と飲まれていくほどで、私もその味に魅了されました。店主の料理に対する自信と丁寧さが際立ち、提供される料理と酒のどれもが素晴らしかったです。

沖縄料理で飲むなら、またこちらの店を選ぶと思います。

ランチタイムに都立家政駅北口からすぐの場所にあるお店を訪れました。店内は広く、テーブル席が30席ほどあり、そば打ち用の小部屋も見えて期待が高まります。

土曜日の1時半頃の訪問で、店内は空いていて、私の前後に数名の客がいました。今回は「カツ丼セット」を注文し、演歌が流れる中、7分ほどで料理が提供されました。

カツ丼と共に出されたそばはどんぶりで、まずはそのまま味わうと、コシがあり喉越しの良い美味しいそばでした。濃いめのつけ汁も私の好みに合っていました。

カツ丼自体も美味しく、ただ玉子のとじがもう少しゆるめだったらさらに良かったかもしれません。付け合わせの漬物も良く、蕎麦湯までいただいて満足のランチでした。

セットの価格は880円とコスパも良く、年に1回訪れる都立家政でのランチにまた足を運びたいと思います。

中野坂上駅から徒歩3分の住宅街にひっそりと佇む、看板のない蕎麦の名店を訪れました。外灯が点くと同時に開く扉をくぐると、靴を脱いで入る家庭的な空間が広がり、カウンター3席とテーブル席が設えられています。

店主の蕎麦へのこだわりは格別で、毎日使用する蕎麦粉を手回しの石臼で丹念に挽いています。挽き加減に細心の注意を払い、最高の蕎麦粉を作り上げるこだわりが感じられます。

おまかせコースは10品の酒肴に続いて、自家製粉の手打ち蕎麦が登場します。日本酒の品揃えも豊富で、手作りの酒肴は出汁の効いた優しい味わいが日本酒との相性を高めます。

蕎麦は無ふるいの粗挽きや微粉、さまざまな打ち方で提供され、蕎麦の特長を存分に楽しむことができます。食べ比べる喜びもあり、もっと食べたくなるような魅力がこのお店にはありました。

中野駅近くのスターバックスがあるビルの3階にあるこのお店は、ランチの看板をよく見かけて気になっていました。休日の昼下がり、ふと思い出して訪れることにしました。店内は普通の居酒屋風で、休日の昼間にもかかわらず宴会で賑わっていました。

ランチメニューから黒のぼっかけ丼と鶏そばのセットを選びました。待ち時間は夜メニューを眺めて過ごしました。手羽先やコラーゲンたっぷりの鍋など、メニューはウリを抑えて充実している様子でした。

ただ、宴会の影響かサービスが遅く、注文が間違えられるなどのトラブルがありましたが、三十路の心の広さでそれを許しました。黒のぼっかけ丼は八丁味噌が濃い目でご飯に合い、個人的には好みでした。麺は漬け面で、組み合わせ的にはイマイチでした。

総評すると、味は良く、雰囲気も悪くないお店です。しかし、宴会があるときはサービスに影響が出る可能性があります。喫煙の煙が気になる点はマイナスですが、全体的にははずすことはないお店だと思います。

開店時間に合わせて訪れたお店では、一人で直カウンターに座りました。一品一品が丁寧に作られていて、山形料理を楽しみながら日本酒が進みました。馬刺しや鮮魚系の料理も非常に美味しく、日本酒との相性も抜群でした。

店員さんたちは活気があり、その元気な様子が店内に良い雰囲気をもたらしていました。締めに注文した蕎麦もとても美味しく、大満足の食事となりました。

中野坂上駅3番出口から徒歩3分の場所にある落ち着いた雰囲気の焼き鳥店に足を運びました。店内は清潔感があり、メニューは多彩な串ものと一品料理が揃っています。特に「はつ」はレア焼きで、ニンニクとショウガと共に、鮮度と焼き加減が抜群でした。仕入れが別とのことで、一本目から心を掴まれました。

「ればー」と「はらみ」も同様に絶妙な焼き加減で、それぞれの調味料が肉の味を引き立てていました。また、「かしら」と「ちれ」の塩加減は完璧で、肉の旨味を十分に感じられました。

白板メニューから選んだ「にんにくすじ」はニンニクの風味が強く、煮込みは豚もつがトロトロで味わい深いです。サイドメニューの「葉わさび」は日本酒にぴったり合います。

お酒のラインナップも豊富で、特に「バイスサワー」は焼酎の量が多めで嬉しいサプライズでした。店主の接客も心地よく、お店の雰囲気も大変良い感じです。鍋横のメニューも異なるとのことで、そちらにも訪れてみたいと思いました。

店先のタイムサービスに惹かれて、19時まで生ビールが380円、焼酎が300円という特価で入店しました。店内は広くないものの、清潔感があり、気持ちよく座れました。注文した生ビールはスリムなジョッキで提供され、お通しは豚肉の味噌漬けと里芋、かぼちゃの煮物でした。

「あげもの酒場」の名の通り、メニューは揚げ物中心で、野菜を食べたくてじゃことニンジンの天ぷらを注文しました。また、タイムサービスで300円のレモンサワーも追加しましたが、これが細いグラスで氷たっぷりで少し量が少なめでした。

天ぷらは値段の割に3個もあり、ふんわりとした揚げ方と良い油切れが印象的でした。さすが揚げ物専門店です。ただし、飲み物に関しては瓶ビールの方がよかったかもしれません。