ひばりが丘の静かな住宅街にひっそりと佇む小さなパン屋さんは、朝6時からの早朝営業が特徴です。私が訪れるのはいつも午後ですが、そのたびに店内の温もりに癒されます。イートインスペースはなく、ショーケースに並んだパンを選んで店主に渡してもらうスタイルです。

この店は、北海道産のゆめちから小麦をはじめとした100％国産の無添加素材にこだわり、自家製のライ麦酵母、酒種酵母、丹沢酵母（ほしの酵母）を使用しています。初めて訪れた夕方はパンの種類が少なかったものの、小さなロールパンの6種セット（250円）を手に入れました。ブリオッシュ、オレンジ、チーズ、ライ麦、全粒粉、黒糖の各パンは一口噛むごとに味わい深い美味しさが広がります。

2度目の訪問では、チーズチャパタとレーズンパンを選びました。レーズンパンは小麦やライ麦、ラム酒漬けのレーズンなど、素材の豊かさが際立っていて、子どもたちにも人気が出そうです。一方のチーズチャパタは、パン生地とチーズの旨味が絶妙に絡み合い、大人の味覚を満足させます。

この小さなお店には、実に多彩なパンが揃っており、開店早々に訪れて自分好みのパンを見つけるのが楽しみの一つになっています。天然酵母と国産素材の力を感じる、ひばりが丘の素敵なパン屋さんです。

店内にはメロンパンやクリームパンなど、昔懐かしいパンが揃っています。特に印象的だったのは、かぼちゃのあんパン。これは会社でいただいたのですが、その美味しさに感激しました。

食パンは、翌日の朝食で蜂蜜バターと一緒にいただきました。子供たちは甘いものが好きなので、この組み合わせは大好評です。チョコレートクリームは大人には少し甘過ぎるかもしれませんが、バターと蜂蜜の組み合わせはやめられない美味しさです。

子豚の形をした愛らしいパンは、息子が夢中で食べてしまいました。中身は豚まんのような具だったのかな、と思いつつ、彼の感想が気になります。

この周辺にはパン屋さんが多くありますが、このお店は特に手頃な価格で、地元の人々に親しまれている素朴なお店です。お洒落さは控えめですが、その分、心温まる味わいがあります。

いつも美味しいパンを提供してくれるお店に、心から「ごちそうさまでした」と感謝しています。

三河島駅から歩いて5～7分のところにあるこのパン屋さんは、妻の実家の近くに位置しています。子供の散歩がてら、訪れることにしました。

店内に足を踏み入れると、おじいちゃんとおばあちゃんが暖かく迎えてくれました。奥ではお孫さん夫婦がパンを丁寧に整形している様子が見えます。店内には定番の菓子パンや惣菜パンが並び、ハード系パンはありませんが、食パンが特に人気のようで、専用のコーナーが設けられていました。

今回購入したのは、ふわっとした見た目の「かめぱん(仮)」と、美味しそうな「クリームメロンパン」の2つです。かめぱんは見た目のインパクトがあり、3色パンで構成されており、あんこ、クリーム、チョコの三層になっています。特にクリームは手作りのような濃厚さがあり、全体の味わいを引き立てていました。

次にクリームメロンパンを味わいました。このパンはふんわりした生地とポロポロするメロン皮が特徴で、クリームにはメロンのエッセンスが効いていて、想像通りの美味しさです。

このパン屋さんは長い間地域に根付いており、店員さんたちはみな笑顔で親しみやすい方々ばかり。子供にも優しく話しかけてくれました。

今度妻の実家に行く際には、人気の食パンも購入してみたいと思います。今日のパン体験、本当にごちそうさまでした！

日暮里舎人ライナー熊野前駅から少し離れた場所に、「コトリ」というユニークなパン屋さんがあります。以前はおぐぎんざ商店街にあったそうですが、今はこの地に落ち着いています。普通のパン屋さんとは一線を画し、パン工場の入口にテーブルを並べて、食パンや惣菜パン、サンドイッチなどを販売しています。

焼きそばパン（230円）は、私のお気に入りの一つです。パンは小さめですが、具材がたっぷりと入っていて、キャベツや肉も惜しみなく使われています。ピーナッツパン（130円）は、予想とは異なり、固体のピーナッツがふんだんに使われていて、ガリガリとした食感が新鮮です。

サンドイッチ（200円）は、タマゴ、きゅうり、ハムの三角サンドで、シンプルながらも心地よい味わいがあります。カツサンド（350円）も見た目に美味しそうで、食べてみると、特徴は控えめですが、しっかりとした味わいが楽しめました。

コトリのパンは、どれも親しみやすいスタイルで、洗練されたハード系パンはありません。店員さんがフィリピン系で、その陽気な雰囲気が店全体に広がっています。コトリでのパン体験は、地元の味と暖かい人々の心が感じられる素敵な時間でした。

常磐線の三河島駅から北側に東へと伸びる荒川仲町通り商店街を歩くと、昔ながらの個人商店が軒を連ねています。この商店街は、私のお気に入りのスポットです。

散策の途中、モンシェリーというパン屋さんを発見しました。もう昼食は済ませていましたが、パンの誘惑には勝てず、思わず買い食いを決め込むことに。店内は狭いものの、様々なパンが所狭しと並んでおり、特にバンズ型の惣菜パンや昔ながらの菓子パンが目を引きます。トマトベーコンハンバーガー（290円）も魅力的でしたが、もちもちの食感が好きな私は、もちもちメンチバーガー（190円）を選びました。

店内で元気いっぱいのおばちゃんが接客しており、その明るさにこちらも元気をもらえます。商店街を歩きながらパンをかじると、その美味しさに思わず笑顔がこぼれます。ハイジの白パンのようなもちもちとした生地が特徴的で、中のメンチカツは少し小さいですが、甘辛いソースとのハーモニーが絶妙です。

このサイズのパンは買い食いにぴったりで、満足感いっぱいでした。荒川仲町通りのモンシェリーでの小さな幸せ、また訪れたいと思います。

京成町屋駅の裏側に、スーパーグルメシティの向かいに、ひっそりとたたずむ小さなパン屋さんがあります。店内はとても狭く、棚が3つしかなく、お客さんが1人入るだけで満杯になるほどです。パンを焼いているのは、のんびりとした雰囲気の年配のおじいちゃんです。

この店のメイプルモナミ（120円）は、メイプルシロップがしみ込んだ独特のパンで、バターたっぷりのデニッシュとは一線を画し、外はカリッと、中はしっとりとしています。焼ソバパン（160円）は、焼ソバをパンにトッピングして一緒に焼き上げるスタイルで、短く切られた焼ソバの中にはカリカリの部分もあります。

メンチカツサンド（250円）は、そのボリュームが圧巻です。デカいカツに黄金豚と牛肉のメンチカツ、刻んだキャベツがサンドされ、特製ケチャップソースが味のアクセントになっています。手作りプリンパン（200円）は、そのままの形でプリンが入ったユニークなパンで、中のプリンと生クリームがケーキのような味わいを演出しています。

この小さなパン屋さんでは、おじいちゃんの温かい雰囲気に癒され、美味しいパンを味わうことができます。まるで魔法のような癒しを感じる、不思議な魅力に満ちたパン屋さんです。

お昼後のふらりとした散歩中、昭和時代を彷彿とさせる外観のパン屋さんを発見し、懐かしさに誘われて店内に足を踏み入れました。店内には惣菜パンや菓子パンが約10種類ほど並び、どれも150円前後とリーズナブルな価格設定です。

中でも目を引いたのは、140円のチョコクリームパン。その見た目の愛らしさに心奪われ、手に取ることにしました。生クリームの真ん中にぽつんと載った缶詰のみかんが、何とも言えず愛くるしく、まるで子犬に見つめられているような胸キュン感を覚えました。レジでの支払いの際、バッグを持っていたためか、パンはそのまま手渡されました。

味わいは、予想通りのシンプルさ。パン生地、生クリーム、チョコレート、そして缶詰のみかんが織りなす控えめながらも心地よい味わいでした。このパン屋さんのチョコクリームパンは、昔ながらの雰囲気と味わいを楽しむのにぴったりの一品です。

大きな交差点、神水交差点の近くにあるパン屋さんで、同僚と一緒に朝食を楽しみました。同僚はあんぱんを選び、私はクロワッサンをいただきました。

このパン屋さんの特徴は、小麦粉本来の甘味を感じられるような繊細な味付けです。薄味ながらもその味わいは深く、シンプルながらも満足感があります。店内には様々な種類のパンが並んでおり、次回は自分の足で訪れて、さらに多くのパンを試してみたいと思います。

美味しいパンを提供してくれたお店には、心から「ご馳走さまでした」と感謝の気持ちを伝えたいです。神水交差点近くのこのパン屋さんは、再訪するのが待ち遠しい場所になりました。

南千住の東側、貨物駅の北側に広がる大きな団地を散策した際、中核を成すスーパー「三徳」に立ち寄りました。レジ横のパンコーナー「サン ドルシェ」は、店内からは製造エリアが見えないものの、ここで焼き上げられていることが分かります。

この日のおやつに選んだのは、他では見かけないカマンベールエピ（210円）。サクラを眺めながらの青空おやつタイムにぴったりです。いざ一口食べてみると、外見はフランスパンのようですが、実はほんのり甘い菓子パン生地。通常のベーコンエピのようには自立せず、柔らかい食感が楽しめます。

エピにはカマンベールチーズがたっぷりと入っており、その豊かな味わいに驚かされます。さらに、表面にはうっすらとザラメがかけられており、甘さの中にも独特の風味が加わっています。このモダンなカマンベールチーズと昭和のザラメという意外な組み合わせが、なんともいえない魅力を放っています。この新しい味わいの発見は、今後も探求してみたいものです。

南千住駅から北千住方面へ歩いて150mほどの場所に、昭和の香りを感じさせるパン屋「朝日堂」があります。店名や外観からも、時代を感じさせる雰囲気が溢れています。

昼過ぎに訪れたこの日は、パンの種類も残りわずかでした。こちらの店舗では、昔ながらのシンプルなパンが中心で、流行のハード系パンは見当たりません。クリームパン（115円）は、市販のパンよりも硬めの食感で、懐かしい味わいが口に広がります。ザラザラしたクリームが、さらにその感覚を強めます。

アンドーナツ（115円）も特徴的で、砂糖が溶け込んでしっとりとしています。中のこしあんは甘さ控えめで、外側の砂糖とのバランスが絶妙です。ハムロール（136円）は、外側がカリカリ、中が柔らかいハムが練り込まれ、たっぷりのマヨネーズが強烈な酸味を加え、独特の美味しさを生み出しています。

お店のレジはおばあちゃんが担当し、息子さんが中で食パンを切っていました。写真を撮っても良いか尋ねると、満面の笑顔で快く応じてくれました。下町のパン屋さんらしい人情味が、パンの味わいにも反映されているようで、その温かさが心に残ります。