下町の味わい深い夜:「だるま」でのもつ焼き
店内はカウンターがなく、テーブル席と座敷席のみ。まだ新しいらしく、内装は小奇麗でシンプルな造りでした。価格設定の安さに驚きつつ、生ビールを手始めに、煮込み、ガツ刺し、もつ焼きおまかせ、レバーを注文しました。どの料理も価格を超える美味しさで、特に昔ながらのレバーの旨みと食感は、個人的な好みにぴったりでした。
飲み物は、下町のハイボール通称「ボール」に始まり、最後はトマトサワーで締めくくりました。マスターや常連さんとの交流もあり、暖かく楽しい時間を過ごしました。この夜は、下町の未訪問の飲み屋さんに躊躇なく飛び込めた自己成長を感じさせてくれるものでした。
昼の八起そばから夜のだるまへと続いたこの日は、下町の魅力を存分に味わうことができました。
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手作り感溢れるミックスフライ定食でランチタイム
ランチタイムに訪れたのは、手作りの美味しさが際立つお店。私が選んだのは、ミックスフライ定食。魚のあじフライといわしフライに加え、ひれかつ1枚が添えられ、きんぴらごぼうやきゃべつの千切り、つけもの、お味噌汁という充実した内容でした。
特に印象的だったのは、あじといわしのフライの身の柔らかさ。それに加え、衣のサクサク感が絶妙にマッチしており、丁寧な調理が感じられました。きんぴらごぼうやきゃべつの千切りも、どれもが手作りの温かみと美味しさに満ちていました。
ファミレスの定食とは一線を画す、このミックスフライ定食は、手作り料理の魅力を再認識させてくれるほど。ファストフードやチェーン店の味に飽きていた私にとっては、まさに感動的なランチタイムとなりました。
女性ランチにもおすすめできるこのお店は、家族連れにもぴったり。次回は家族を連れて、再びこの手作り感あふれる料理を楽しみたいと思います。
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ほっこり和むおにぎりカフェの昼下がり
昼時、小腹が空いた時に立ち寄ったのは、心温まるおにぎりカフェ。店内には2つのテーブルがあり、一つは4人が座れ、もう一つは最大3人までの小さな集まりにぴったり。メニューはシンプルで、様々な味のおにぎり、総菜、みそ汁が並びます。基本的には出来立てのおにぎりから選ぶスタイルですが、訪れたタイミングで新しくご飯が炊き上がったため、好みの具をリクエストすることができました。
選んだのは鶏そぼろ、こんぶ、しゃけのおにぎり。どれも素朴でありながら、それぞれの食材の美味しさが引き立っています。特にこんぶのおにぎりは「子供大好き」と紹介されており、小さな子どもたちも夢中で食べていました。
おにぎりは次々とテイクアウトで持ち去られ、店内は常に活気に満ちています。しかし、タイミングによっては次のご飯が炊き上がるまで待つことになるかもしれません。そんな待ち時間も、お店の提供するお茶を飲みながらのんびりと過ごせば、まるで家族のような温かさを感じることができます。
このおにぎりカフェは、ただ食事をする場所以上のもの。みんなが笑顔で食べる姿が印象的な、地域に愛されるお店でした。
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武蔵小金井で開催された阿波ジビエフェアの魅力を堪能
徳島LOVEな店「otete」では、年明けから特別な阿波ジビエフェアを開催。平日限定でスタートしたこのフェアは、終盤には休日にもその美味しさを楽しむことができました。
フェアでは、鹿フィレ肉を使った焼肉弁当が登場。ジビエ特有の硬さを感じさせないよう、味噌漬けや塩麹漬けで柔らかく仕上げられていました。すだち胡椒を加えた味付けは、その完成度の高さを物語っています。また、副菜にはオレンジカリフラワーの青のり和えや菊芋の甘酢漬けなど、個性豊かな料理が並び、阿波ジビエの魅力をさらに引き立てていました。
特に注目すべきは、阿波ジビエバーガー。徳島蓮根の歯応えやすだち胡椒のアクセントが、鹿と猪の肉の味わいを一層引き立てます。シンプルながらも深い味わいのこのバーガーは、ジビエの新たな可能性を感じさせます。
さらに、oteteでは徳島の牛蒡チップスも紹介。素揚げしてシンプルに味付けされたこのチップスは、牛蒡の美味しさを存分に楽しめる逸品です。
阿波ジビエと阿波美豚を用いた料理の今後の展開に期待が高まる中、徳島愛あふれる「otete」の取り組みは、地元食材の魅力を広く伝える素晴らしい機会となりました。武蔵小金井で、徳島のフードカルチャーを体験するなら、「otete」は見逃せないスポットです。
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地元愛溢れるアットホームなバー
地元の常連客で賑わう、一人でも気軽に立ち寄れるお店があります。夜が更けるにつれてその活気は増し、時には朝まで開いていることも。ここでは、アルコール度数の高いカクテルや酎ハイを楽しむことができ、食事メニューも予想外に美味しいと評判です。
このお店の特別な魅力は、マスターが時折ギターを演奏してくれること。フォークソングが流れる中での生演奏は、訪れる人々にとって大きな楽しみの一つです。また、イベント時にはライブも開催され、音楽と共に特別な夜を過ごすことができます。
店内にはギターが並び、音楽愛あふれる空間が広がっています。マスターとの会話や、常連客同士が仲良くなる機会も多く、まさにディープな地元の雰囲気を味わうことができる場所。一人でのんびりと飲みたい夜にも、友達とわいわい楽しみたい時にも、このお店は最適です。
心温まる接客と美味しい飲み物、食事、そして音楽が交わるこのお店で、地元の魅力を存分に感じてみてください。
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隠れ家的パン屋さんで見つけた味
北大通りの交差点にひっそりと佇む半地下のパン屋さんに、初めて足を踏み入れました。ケーキ屋さんを思わせるショーケースが特徴のこの店は、一見の価値あり。調理パンや菓子パンが美しく並べられ、食パンやバゲットなどは目にも鮮やかに展示されています。入口脇には、ビニール袋に入ったチョコやオレンジのブレッド類が置かれ、通常のパン屋に見られるトレイやトングの代わりに、直接ショーケースから選ぶスタイルが新鮮でした。
店内は店員さんの姿が見えず、パンを焼き続けるご主人のみ。その姿がまた、このパン屋さんのこだわりを感じさせます。選んだバゲット、プチ胚芽パン、オレンジブレッドハーフ、そして息子の選んだソーセージの調理パンは、それぞれに強い味わいの主張があり、特にオレンジブレッドの存在感は圧倒的でした。
このパン屋さんの製品は、どれも味の密度が濃く、菓子屋さんから転身したかのような独自の風格があります。次回訪れる際には、ブリオッシュやクロワッサンなど、他の種類も試してみたいと思います。隠れ家的なこのパン屋さんは、味の冒険を求める人にはぜひおすすめしたい場所です。
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海鮮愛好家のための焼き体験:アヒージョと真鯛のカブト焼き
海鮮が恋しくなったある日、特別な焼き体験を楽しむために、あるお店を訪れました。お店に到着すると、お通しで魚を含む2種類から選べるサービスがあり、選んだ海鮮を焼きながら待つ時間はわくわくが止まりません。焼き上がりのタイミングも完璧で、海鮮アヒージョとフランスパンが登場し、これもまた網の上で自分たちで焼くという体験。アツアツの料理を堪能できるのがこのお店の魅力です。ただ、フランスパンは焦がさないよう注意が必要です。少し焼くだけで充分です。
メインの一つである真鯛のカブト焼きも絶品でした。目玉まで美味しくいただき、その満足感は格別です。お店の立地も良く、入店を迷っている人が往復している様子も見受けられましたが、一人でも気軽に楽しめる雰囲気があります。次回はカウンターで一人焼きデビューをしてみるのも良いかもしれません。
この体験は、海鮮を愛する人にとって、忘れられない時間になること間違いなし。アヒージョと真鯛のカブト焼きをメインに、自分で焼き上げる楽しみを味わえるお店で、心もお腹も大満足の夜を過ごしました。
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小金井の隠れ家カレー店「インドラ」
小金井にある「インドラ」は、本格的なカレーをリーズナブルな価格で楽しめるお店です。特に夜の時間帯に2種類のカレーを1000円以下で提供しているのは、このエリアでは貴重なお得感があります。ただし、店員さんとのコミュニケーションは日本語が通じにくい場合があるので、少し注意が必要かもしれません。カレーの味は、やや日本人の口に合わせたアレンジが施されているものの、家庭では味わえない独特の風味が楽しめます。
お店の立地については、東京工学院専門学校の前という位置づけで、武蔵小金井駅からは徒歩25分ほどとややアクセスには不便です。かつては駅前に店舗があったようですが、現在の場所に移転しています。外観は年季が入っており、初めての訪問では少し勇気がいるかもしれませんが、その一歩を踏み出す価値はあります。
店内は非常に狭く、動き回るスペースが限られているため、混雑時には少し不便を感じるかもしれません。しかし、その分、アットホームな雰囲気で食事を楽しむことができます。また、イギリスパンの提供もあり、注文後にはお好みの厚さにスライスしてもらえるサービスも魅力の一つ。自宅でトーストにして食べると、普通に美味しいとのこと。
「インドラ」は、価格の手頃さ、ユニークなカレーの味わい、そして少し冒険心をくすぐる立地と外観が魅力のお店です。小金井でカレーを求めているなら、ぜひ足を運んでみてください。
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生わさびの魅力
平日のある日、奥多摩へのショートドライブを楽しんだ際、地元名産の生わさびを求めて「山城屋」さんを訪れました。奥多摩は豊かな自然環境の中で栽培されるわさびで知られていますが、過去には台風などの自然災害により、生産者が大きな試練に直面したことも。そんな背景を知りつつ、ここでのわさび購入は、地元の生産者を応援する意味も込められています。
店内では、海外からの旅行者も含め多くの客で賑わっており、わさびだけでなく、チーズわさび漬けや葉わさび漬物、海苔わさびなど、様々なわさび商品が目を引きます。試食も勧められ、その場で商品の魅力を確かめることができました。
購入した生わさびは、サイズや価格が異なる中から選び、店員さんの了承を得てからビニール袋に入れてもらいます。帰宅後は、新鮮なわさびを最大限に活かすため、水に挿して保存しました。
その夜の夕食では、わさびを主役にしたわさび丼を作りました。おろしたてのわさびは、香り高く、新鮮なみずみずしさが際立ちます。あたたかいごはんの上に乗せ、そのまま味わうと、初めは甘みが感じられますが、後からくる爽やかな辛みがたまりません。おかかや少しの醤油を加えると、さらに美味しさが増します。
翌日は、残ったわさびを冷やしたそばや焼きさつま揚げと共に楽しみ、生わさびの可能性を改めて実感しました。生わさびの格別な味わいは、シンプルながらも心豊かな食卓を演出してくれました。
奥多摩の生わさびは、その場所ならではの特別な味わいを提供してくれます。地元の自然と生産者の努力が育んだ、この貴重な味を体験できたことに感謝しつつ、また訪れたいと思います。ごちそうさまでした。
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