一見するとカフェらしくない外観の店がありました。元は美容院だったようで、店頭にあるアンティークのソファから、なかなかカフェと認識するまでに時間がかかりました。しかし、中に入ってみるとコーヒーを提供するお店だと分かり、ゆったりとした時間を過ごすことにしました。
メニューを見るとさまざまなドリンクが用意されており、私はブレンドコーヒーとバージン・モヒート(ノンアルコールモヒート)を注文しました。コーヒーは一杯ずつ丁寧にハンドドリップで入れてくれます。
頂いたブレンドコーヒーは、すっきりとしたクリアな味わいでした。適度な甘みがあり、苦みなどのひっかかりがまったくない上品な味に仕上がっていました。ミルクや砂糖も用意されていましたが、そのまま黒のコーヒーで堪能するのがベストだと感じました。
一方のバージン・モヒートは、ミントがたっぷり入ったさわやかな一杯でした。ライムの爽やかさも加わり、初夏には見た目も味わいも最高でした。珍しいノンアルコールカクテルを気に入りました。
カフェらしからぬ外観とは裏腹に、店内では上品でこだわりのある一杯を味わえる良い雰囲気でした。ゆったりと過ごせる時間は、思いがけない発見となりました。

ゴールデン街にあるこのお店は、階段下のアピール看板で珍しくワインに力を入れていることがわかりました。狭く急な階段を上ると、個性的な雰囲気の女性店主が切り盛りする店内に出くわしました。
カウンター席は4~5席ほどと少なめですが、他にボックス席も1つあり落ち着いた空間が広がっていました。ワインバルのようなくつろぎの雰囲気こそありませんでしたが、明るめの店内は開放的な印象を受けました。
メニューから赤ワインのアルゼンチン産ピノ・ノワールをグラスで頂きました。常時5種類程のワインが揃っているようで、気分に合わせて選べるのが嬉しいポイントです。ちなみに入り口には何故かたこ焼き屋の暖簾がかかっていましたが、それについては分かりませんでした。
ゴールデン街らしい個性的な雰囲気の中で、上質なアルゼンチンワインを堪能できるお店は新鮮な発見でした。落ち着いた空間とグラスワインを気軽に味わえるのが魅力的でした。次はワインの種類を変えて違う味わいに出会いたいと思います。

銀座までわざわざ行かずとも、神楽坂にある「カルムエラン」で上質なライブデザートを体験できます。事前に予約をして訪れました。
静かな空間に着席し、メニューからお気に入りを選択。まずは見た目の美しさに惹きれるチョコレートボンボンから。色合いも口どけも素晴らしく、優雅な時間が始まりました。
次にメインのデザートが運ばれてきました。ラズベリーとチョコラのハーモニーで、盛り付けの美しさにうっとりしてしまいます。ゆっくりと味わえば味わうほど、デザートの奥深い味わいに魅了されていきました。
コーヒーは薄め濃ゆりの絶妙な味わいで、デザートの邪魔をせず上品に寄り添ってくれました。連れ合いの方が注文したグラスデザートも、見る者を惹きつける美しさでした。
お会計前に、200円を切る手頃な価格の焼き菓子をテイクアウトしました。優雅な空間とデザート、そしてリーズナブルな焼き菓子と、全てが心に残る体験となりました。神楽坂の落ち着いた佇まいと調和するお店で、至福のひと時を過ごせました。

行徳駅すぐそばにあるGRAND SAVEUR浦安本店の支店を訪れました。久しぶりの行徳での立ち寄りでしたが、地元の人気店らしく、狭い店内にもお客さんが何人か。看板に並ぶ焼き菓子やケーキのラインナップに目を奪われました。
特に注目したのが「生クリームロール(グランロール)」です。普通のロールケーキの約半分サイズながら、500円とリーズナブル。生地はふわふわで、上品な味わいが堪能できました。個人的には生クリームがもっとたっぷり入っていると嬉しかったのですが、バランスの取れた絶妙な一品でした。
生地と生クリームの間に入った焼き跡がアクセントになり、ビジュアルも可愛らしくて魅力的です。ほかにもドライフルーツ入りの焼き菓子(200円)やガレット(160円)など、品揃えの豊富さに驚きました。
長年地域に愛される老舗ならではの、しっかりとした味わいに満足しました。ショコラロールなど他の商品も気になるので、次回は違う一品を堪能してみようと思います。地元の味を是非お裾分けいただきたいお店です。

以前から利用していたお店ですが、生ドーナツは初めての体験でした。
私が選んだのは「生ドーナツ苺」(262円)。他にも抹茶、クレームカスタード、ガトーショコラなどのバリエーションがあり、それぞれカラフルでとても可愛らしい見た目でした。
苺の生ドーナツは、ふわふわでひんやりとした新感覚の食感。生地に苺プリンの果肉が入っていて、さっぱりとした甘さと酸味のバランスが絶妙でした。
生ドーナツは初めて味わう体験となりましたが、斬新な食感とビジュアルの可愛らしさに魅了されました。新鮮な驚きとおいしさに、実家の贅沢なひと時を過ごせました。
他の味も気になるので、また機会があれば食べ比べてみたいですね。カラフルで可愛らしいビジュアルも楽しみのひとつです。特別な日のデザートにもぴったりのスイーツだと思いました。ひんやりとした食感と上品な味わいが堪能できる生ドーナツに、心からごちそうさまでした。

中野マルイ1階にある「フランセ 中野マルイ店」は、寿スピリッツグループの(株)フランセが運営するミルフィーユやビスキュイなどの洋菓子店です。休日の15時頃に訪れると、すでに人気店らしく先客が数名いらっしゃいました。
スタッフの方におすすめを伺うと、ピスタチオのミルフィーユとのこと。早速、4個入りを購入しました。幾重ものサクサクパイ生地に、濃厚なピスタチオクリームがサンド。さらにスイートチョコレートでくるまれた、贅沢な一品です。
気温が高かったせいかチョコが少しふにゃっていましたが、冷蔵庫で冷やすと食感が戻りました。ピスタチオの風味と香ばしさはほどよく感じられ、上品な味わいを堪能できました。
ミルフィーユとは、フランス語で「千枚の葉」という意味だそうです。ふと千葉との関係を連想した方もいるかもしれません。実際千葉県ではオランダ家という会社が「千葉ミルフィーユ」を販売していますが、これは「千葉千葉」の意味になってしまうので別物なのだとか。歴史ある菓子のルーツを知れば、味わいもより深くなりますね。
ピスタチオの香り豊かなミルフィーユは、酸味の利いたフルーツ系の方が合うかもしれません。しかし今回は上品で贅沢な味わいを堪能でき、ミルフィーユの歴史にも想いを馳せられる良い機会となりました。

シューアイス店を見つけて思わず立ち寄りました。子供の頃、お土産でよく買ってもらった懐かしいシューアイスです。
パッケージはおしゃれになりましたが、チョコやバニラなどのラインナップに変わりはありません。チョコ、天然バニラ、ヨーグルト、期間限定の清水白桃の4種類(各130円)を購入しました。発泡ポリエチレンの袋にドライアイスと一緒に丁寧に詰めてくれたので、1時間ほど持ち歩いても大丈夫でした。
ヨーグルトと白桃を頂くと、小さな頃に比べてサイズが小さく感じましたが、相方は「俺たちが大きくなっただけじゃない?」と言っていました。確かにそうかもしれません。
香ばしい皮とちょっと固めのアイスは懐かしい味わいです。現在のシュークリームとは異なる固い皮も、なつかしさを感じさせてくれました。ヨーグルトと白桃のシューアイスは王道の味で特別感はありませんでしたが、さっぱりとした爽やかな味で食後にぴったりでした。
この駅ナカ店では、スーツ姿の方がお土産で買っているのを時々見かけます。今も家族への愛されるお土産なのでしょう。懐かしいシューアイスの味は変わらず、これからも親しまれる存在でありつづけてほしいです。

東京駅周辺で手に入る東京ラスクは、お土産やおすそ分けの定番アイテムです。販売地域が広く、店舗数も多いことから東京を代表するお菓子として親しまれています。
今回いただいたのは、チョコアーモンドとアーモンドシュガーの2種類だったと記憶しています。どちらのお味も本当に美味しく、東京ラスクの魅力を存分に味わえました。
ラスクの食感はサクサクとしていながらも、しっとりとした食感も忘れられません。チョコアーモンドは甘酸っぱいチョコとナッツの絶妙な組み合わせ。アーモンドシュガーは、上品な甘さとナッツの香ばしさがアクセントになっていました。
どちらも合い過ぎることなく、上品な味付けが東京ラスクの魅力を引き立てていました。東京のお土産として喜ばれるのも納得の美味しさです。東京に来た際は、ぜひ東京ラスクをお土産に加えていただきたいお菓子です。

お団子目当てで訪れたこのお店は、夕方の時間帯だったせいか、おせんべいオンリーの販売となっていました。事前に確認しておけば良かったのですが、仕方ありません。
しかし、その代わりにザラメ煎餅などおいしそうなおせんべいが並んでいたので、いくつか購入してみることにしました。特に栗のトリュフショコラは絶品で、想像以上の美味しさに感動しました。おせんべいも素朴な味わいながら、しっかりと旨味があり満足のいく品でした。
お団子が食べられなかったのは残念でしたが、予期せぬ発見があり、おせんべいの魅力を再発見できた良い機会となりました。次回は事前にお団子の有無を確かめて、今回は味わえなかったお団子もいただきたいと思います。どちらも絶品そうですので、今からとても楽しみです。
素敵なおせんべいに出会えて良かったです。また訪れたい魅力的なお店を見つけられて嬉しかったです。

私がいつも気に入って通う老舗のわらび餅専門店です。控えめな雰囲気のご夫婦がお店を切り盛りされています。
ここで購入するのは、わらび粉が入った本格的な「わらび餅」(380円)です。期間限定で夏しか販売されていない逸品なのです。京都には有名な和菓子店がたくさんありますが、七福堂のわらび餅もそれらに負けることはありません。
食感は柔らかくてモチモチとした食感で、口の中で溶けてなくなるのがたまりません。きな粉の甘さの絶妙な配合にも舌鼓を打ちます。わらび餅にきな粉をまぶして一体化させ、柔らかい生地をカットしながら食べるのが私のお気に入りの食べ方です。
京都を代表する和菓子の名店が多い中で、控え目な存在感の七福堂ですが、その味わいは絶品です。旬の時期にしか出会えない貴重な逸品を、ぜひ一度ご賞味ください。きっと虜になるはずです。