柳屋での心温まるコリアン体験
浅草の裏通りを歩きながら、まだ開いているお店を探していたとき、目に入ったのが柳屋さん。初めての訪問になりましたが、この居酒屋はコリアンのメニューが豊富で、トッポギやチャプチェなど韓国料理の定番が揃っていました。
店内のBGMは、ばんばひろふみやスキマスイッチ、薬師丸ひろ子といったアーティストの楽曲が流れており、テレビではバラエティ番組が放送されていました。店を切り盛りするのは、丁寧な接客をしてくれるご主人と、料理を担当する奥様のお二人。
注文した梅干しサワーは、サイダーのような甘みがあり、意外な美味しさでした。そして、イカバターは、ゲソを使ってバターの風味が効いていて、絶妙な味わいでした。
最も印象的だったのは、ご主人との会話。吉原界隈の昔の話や、若者の街への訪れ方など、地域の変遷についての情報を教えてくれました。
心温まる接客と美味しい料理で、柳屋さんは浅草の隠れた名店といえるでしょう。おすすめです。
- 浅草駅(つくばEXP)
- 和食
金野屋での浅草の夜
店内は静かで、女将さんの温かい迎え入れがありました。我々は食事は既に終わっていると伝えると、女将さんはほっとしたように笑いました。
4人での訪問だったので、広めのテーブル席に案内されました。日本酒を注文し、特製の枝豆豆腐と、サービスで出してくれた海老入りポテトサラダを楽しみました。
金野屋は創業から100年以上の歴史があり、女将さんからその昔話を聞くのはとても興味深かったです。特に目を引いたのはカウンター上の暖簾。それはお店の常連さんの名前が書かれたもので、聞けばそれはすでに2代目だとのこと。多くの方が長い間金野屋を訪れてきたのだと感じました。
女将さんは浅草のことをよく知っており、うなぎのおすすめ店なども教えてくれました。その情報は地元の知識として非常に価値がありました。
浅草の深い歴史と女将さんの話術に引き込まれ、お酒も進んでしまいました。金野屋は、浅草の歴史とともに時を過ごしてきた素敵なお店です。
- 浅草駅(つくばEXP)
- 日本料理
屋台村での予想外の美味しい冒険
屋台村の店はネオンの明かりが鮮やかです。店の外からはホットグが目を引きましたが、中は意外と静か。入店すると、暖かい笑顔のオモニが出迎えてくれました。店内は活気に満ちており、ハングル語が聞こえる場所に通されました。
まずお通しが運ばれ、私はビールを頼みました。ところが、一言も言わないうちに2本ものビールがテーブルに!次に明太こんにゃくと海鮮チーズチヂミを注文。明太こんにゃくは温かく、チヂミもとても美味しかったので、ビールがすすみました。さらに、生マッコリも注文して、豚足セットをオーダー。
思いがけず砂肝のニンニク炒めが運ばれてきましたが、これが実に美味!一方、豚足はちょっとヘビーで、食べ進むのが少し大変でした。しかし、オモニのサービスでフレッシュなイチゴとオレンジも頂き、感謝しました。
最終的なお会計は6,000円ちょっと。この価格でこんなにも楽しい時間と美味しい料理を味わえるとは、驚きの連続でした。屋台村での食事、大満足の結果となりました。
- 仲御徒町駅
- うなぎ
竜泉 大和田での心温まる体験
幹線道路沿いの「竜泉 大和田」に訪れました。店内は玄関のような趣の入り口と、広めのテーブル席が配置されています。二階席もあるようで、さらに広い空間を楽しめるのではと感じました。
メニューには様々なうな重の選択肢がありましたが、今回は「竹」と、おすすめの「肝吸い」を選びました。提供されたうな重は標準的な大きさで、うなぎの量も一切れ半と十分でした。うなぎ自体はきちんとした味わいで、特にタレが甘めで私の好みでした。ご飯の量が少し多めだったのですが、うなぎの美味しさでバランスが取れていました。
お店の位置は浅草からそう遠くない場所にあり、メニューには観光客を意識した英語表記も。しかし、その雰囲気は地元の方々が利用するアットホームな場所という印象で、そういった点もまた魅力と感じました。心地よい空間での食事、大満足の一時でした。
- 三ノ輪駅
- うなぎ
フランスの風味と無添加ワインの魅力、Quiでの至福の時
こちらの店の一番の特徴は、無添加のワインを豊富に取り揃えていること。自然体のワインは、その本来の味わいをしっかりと感じることができ、心からの満足感が得られました。
また、オーナー自らが手がける料理も絶品です。シンプルながらも深い味わいの料理と、無添加のワインとのマリアージュは、私の舌を喜ばせてくれました。特に、繊細なフランス料理を楽しみたい方には、心からお勧めしたいメニューばかりです。
そして、食後のコーヒーにもこだわりが。エスプレッソマシーンで淹れたコーヒーは、食事の締めくくりとして最高でした。
ただ、お食事のオーダーは22時頃までとなっていますので、しっかりと食事を楽しみたい方は、早めの時間帯に訪れることをお勧めします。
- 京成上野駅
- レストラン
浅草の隠れ家、すし三吉
下町の雰囲気が漂う「すし三吉」。外観からもその入りやすさが伝わり、気軽に訪れることができました。寿司店と聞くと高級なイメージが先行しますが、こちらの店はお手頃でありながら、クオリティの高いお寿司を提供しています。
注目すべきはその鮮度の高さ。時折、お寿司が生臭い経験をされた方も多いかと思いますが、こちらの店ではそんな心配は無用です。提供されるお寿司は一切の生臭さがなく、その美味しさに驚かされました。
また、お店のスタッフの方々も非常に気さくで、初めて訪れる私たちもすぐにリラックスすることができました。下町の温かさを感じることができるスタッフの接客は、再訪を強く望む一因となりました。
浅草に訪れる際、お寿司を楽しみたい方は是非「すし三吉」へ。おすすめのお店です。
- 浅草駅(つくばEXP)
- 寿司・鮨
深い歴史と感動の味
浅草の路地裏、少し離れた場所にひっそりと存在する「秀寿司」。一歩足を踏み入れると、寿司屋というよりも小料理屋のような温かい雰囲気が広がっています。店内はL字型のカウンターと小上がり席で構成されており、こじんまりとした空間からは歴史を感じます。
訪れた日、店主が目の前で一つ一つの魚を丁寧にさばいていく姿に、その熟練された技にはただただ感動しました。特に、事前に仕入れたと思われる刺身は鮮度が抜群で、その味わいは記憶に残るものでした。
店の深い歴史に興味を持ち、店主に伺ってみると、なんと先代が戦前からこの場所で営んでいたとのこと。驚くべき歴史の中で、魚屋から寿司屋へと変わってきたこの店の背景には、数えきれないほどの物語があることでしょう。
現在の大将が引き継いでからも、既に30年が経ち、老舗としての風格と誇りを持っていることを実感しました。店の名前「秀」がどのような由来を持っているのかは分からないものの、店内でのサービスと料理の品質が、その名に恥じないものだと感じました。
そして、店内で静かに働く奥様の姿が、愛と尊敬の絆を感じさせ、その夜は心温まる一時となりました。再訪を心待ちにしています。
- 浅草駅(つくばEXP)
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