西麻布の隠れ家、きたむら別館
西麻布にある、知る人ぞ知る「きたむら別館」は、まさに都会の隠れ家的な存在です。看板は一切なく、初めて訪れる際には少し迷うかもしれませんが、その隠れ家感が逆に特別な体験を演出してくれます。
店内に足を踏み入れると、目の前には豪華な食材の数々。特に印象的だったのは、とろとろの茶碗蒸しにのせられたたっぷりのイクラ。鯖の棒寿司や脂ののった寒鰤、そして蟹の醤油漬けは一度食べたら忘れられない味でした。しかし、圧巻は雲丹ご飯。普段、雲丹に特別な思い入れがない私でも、その深い味わいと滑らかな口当たりに感動しました。
アルコールのセレクションも豊富で、特にワインはお寿司とも意外に合うことを発見しました。店内は落ち着いた雰囲気で、店主の方も親しみやすく、安心して食事を楽しむことができました。
西麻布に訪れた際には、是非とも「きたむら別館」を訪れて、隠れ家的な和食の極上の味を堪能してみてください。
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六本木の宝石、たか野
六本木の裏通りに隠れた「たか野」は、和食の宝石箱のようなお店でした。こじんまりとした店内で、大将のたかのさんが一人で心を込めて料理を提供しています。お任せコースを選ぶと、その日の新鮮な食材を使った料理が次々と運ばれてきます。カウンターに並ぶおばんざいからは目移りしてしまうほど、どれも美味しそう。
特に印象に残ったのは、しみじみとしたお惣菜や、こだわりの出汁が利いたお椀。焼き魚の旨みや、にしん茄子の甘じょっぱさは、一度食べたら忘れられない美味しさでした。そして、その日のお楽しみ、河豚鍋は贅沢そのもの。温かい鍋を囲みながらの会話も楽しみの一つでした。
お店を出る際には、ちりめんや梅干しのお土産も。これらもまた、家での食事を一層楽しませてくれます。
たかのさんの料理とお人柄、どちらも心温まるものでした。季節を感じる料理を楽しみに、また訪れたいお店です。
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深夜の和食楽園「和食屋おおつか」
深夜に「和食屋おおつか」を訪れましたが、その美味しさと手頃な価格に感動しました。当初は3000円のおまかせを注文し、卵焼きやふぐ唐揚げを追加希望したところ、店主から心温まる提案が。おまかせの中にそれらの要望を取り入れてくれるとのことでした。
特に印象的だったのは、新鮮に焼き上げられた卵焼きと、福岡産のトラフグを使用した唐揚げ。どちらも絶品で、3000円という価格に驚きました。さらに、その味に触発されて日本酒をたっぷりと頼んだにも関わらず、お会計は予想以上にリーズナブルでした。
和食屋おおつかは、深夜の隠れた名店と言えるでしょう。こちらが新たな行きつけとなること間違いなしです。
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西麻布の逸品「GARO 鉄板焼き」
西麻布に隠れる鉄板焼きの宝石箱、GAROでの食体験は特別なものでした。メニューには季節に合わせた食材の数々が並び、特にシーズナルな水茄子の提案は新鮮でした。シーザーサラダは伝統的なものとは一味違い、チーズと卵のエッセンスを混ぜ合わせた独自のスタイルで、その味わいは印象的です。
お好み焼きは厚みがあり、食べごたえ十分。特に印象的だったのは、海鮮焼きに使用した海老の出汁。この出汁をお味噌とともに最後のシメとして提供してくれるのは、一つ一つの食材へのこだわりを感じる瞬間でした。
店内には個室もあり、カジュアルながらも落ち着いた雰囲気の中で、美味しい料理を楽しむことができます。GAROは、鉄板焼きを新しいスタイルで楽しむための最適な場所だと感じました。
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六本木「鮨 きのした」の極上体験
六本木の国立新美術館からほど近い場所に「鮨 きのした」は位置しています。大将・中村慎亨氏の指揮のもと、マンションの2階に6席だけのカウンターがあります。店内は明るく、それでいて日本の伝統的な「侘び」の雰囲気が漂っています。
摘みから始まるコースは、魚介の新鮮さと技の冴えが際立ちます。特に蛤の大きさと出汁、甘鯛の松笠焼き、鮑の肝ソースは印象的でした。また、鰻の焼き方や、烏賊や赤貝の握りのバランスも完璧です。鮪の赤身は深い鉄分の味わいがあり、金目鯛の薬味がアクセントとして加わり、雲丹の軍艦巻きや穴子の握りも極上の一品でした。
締めのトロたくの太巻きに続いて、デザートのマンゴーは甘くて美味しかったです。
大将とスタッフの暖かい雰囲気もあり、高水準の料理とともに心地よい時間を過ごすことができました。再訪を心待ちにしています。
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