民話の真実を住職に伺う
いぼ切り石というお話があります。お寺に金刀毘羅宮にイボ切り石が
納められていました。参道入口の小さな御堂にお地蔵様があり一人の男がイボで悩んで
いるのでイボ切り石を貸してくだされとお地蔵様の傍らの石を借りていきました。それ
から暫くして男がお地蔵様の所にやってきてイボがすっかり取れ有難う御座いましたと
頭を下げ借りていた石と清らかな石を奉納していきました。そして金刀毘羅宮には木刀
にお礼の言葉を書いて奉納しました。それからイボで悩む村人も真似をしたというお話
です。お寺で丁度外に住職がおられたので金刀毘羅宮の場所を伺うと木々の中に佇んで
いる御堂がそうで現在は使用していないとのことです。また民話についてはお地蔵様に
イボ切り石を奉納したのではなく金刀毘羅宮に奉納したのが正しいとのお話でした。真
実が聞けて良かったです。民話に出てくるのとは違う新しい建屋の地蔵堂があります。
お地蔵様が中央におりますが不動明王に閻魔大王を含めた十王と奪衣婆などがおりまし
た。どうやら十三仏のようです。閻魔様は現生では地蔵菩薩ですから。現生の仏と地獄
の王との外見の比較が楽しめました。
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貯金講と二十三夜供養塔
駐車場に大きな二十三夜供養塔がありソレにまつわるお話があります
。昔 年寄りが病気になってお金がかかり食べる米も困ってしまいました。この話を聞
いた六人の若い衆がお金を貸してやり年寄を抱えた家の者に大喜びされました。この噂
を聞いた人たちが種籾を買うお金や娘の嫁入り支度などのお金を貸してくれと借りに来
る人が増えてきたので借用証書と利息を決めました。それが銀行のなかった時代の貯金
講と呼ばれるものです。お金を借りた人もキチンと利息を払ってくれたので若い衆達は
嬉しくなり毎月二十三日に一人の家に集まり夜通し飲んだり食べたりのどんちゃん騒ぎ
をしました。そんな或る日に芸者がお金を借りに来ました。貸すとソノ話が伝わり次か
ら次へと芸者達が借りに来ました。ところが急に景気が悪くなり芸者達はお金を返さず
にどこかへ行ってしまいました。若い衆達は人助けだと言ってクヨクヨせず続けている
と仲間に入る人も増えて貯金講は長く続きました。貯金講を初めてから二十年目に二十
三夜供養塔を建てたのがコチラだというお話です。感謝する側も感謝される側も喜ぶ笑
顔が目に浮かびました。境内へと向かう四脚門の風格のある山門を潜るとわびさびが感
じられる本堂がありました。サルスベリは1本の木でカニバサミのように枝が伸びソレ
ゾレの花々を競い合うように咲かせておりました。前につんのめるようにせり出してい
て勢いが感じられました。
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隠れ家風のお店でいただく上品で美味しい和料理。
JR吹田駅の北出口から徒歩で約6分、片山坂と呼ばれる急坂沿いにある和食処です。この界隈にはグリーンプレイスと呼ばれる複合施設ができ、片山坂の一本西の通りは華やかになりましたが、片山坂自体は昔ながらの落ち着きを漂わせています。
旬采食堂もまたこの地でひっそりと営業されてるようなお店で、一度お昼に食べに入ったことがありますが、上品そうな丼や定食がお手頃な値段で提供されていました。特に数量限定のこちらの特製弁当は、刺身や天ぷらや煮物が少しずつセットされた見た目も綺麗な和風膳で美味しくいただけました。夜の居酒屋メニューも創作風の一品ものがいろいろそろっています。
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