謎に包まれた時代の生き物
企画展ペルム紀という時代を見に行きました。地球の歴史上最大の大量絶滅があった古生代最後の時代でどのような生物が生きていたのか興味が湧きました。次の時代が中生代ということもあり恐竜の原型のような双弓類に哺乳類の祖先の単弓類がいたことが分かりました。陸上では体長3mぐらいまでの生き物が主流のようです。帆があったりお腹がボテーッとした四つん這いの生物に目が留まりました。触ってみようのコーナーもありました。化石なのでゴツゴツ感と凸凹感がありますが手足のあるコノヨウナ生物が水中で泳いでいたとは驚きです。この時代の植物は主にシダ植物と裸子植物で被子植物は誕生しておりません。それらの化石も展示されておりました。第1章~第4章を経て終章の構成となっております。この時代は色んな生き物が繁栄して棲み分けが出来ていてアル意味平和だったんだろうなあと感じました。
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田中正造と関わりのある人物とのやりとりが展示
第77回企画展 未公開文書からたどる田中正造を見ました。入館料一般330円です。正造翁が関係した人物の写真や書簡が中心の内容です。翁が学費まで出して可愛がり翁の右腕ともなった黒澤酉蔵からコーナーは始まります。現在の雪印メグミルクを設立した人物です。次は奥さんの田中カツとのコーナーです。夫婦間でも書簡のやり取りが残されておりました。次は川俣事件のコーナーで足尾鉱毒事件に関して政府に請願するために出かける途中の農民と警官が衝突した事件です。翁が主導の下で起きた事件なので全員釈放される2年10ヶ月後までは相当浪費したであろうと感じました。次は掛け軸コーナーで歌などが綴られておりました。翁の文化人の顔が見えます。次は翁の子供の頃の写真があります。体格のいい可愛らしいお子さんだったんですね。グルリと企画展を眺め最後に見たのが翁と逸見斧吉の写真です。斧吉と比べると貧相な出で立ちですがソレだけ自分に贅沢せず人の繋がりを大事にし鉱毒事件に命をかけていることが伝わる写真であります。展示品を見て思ったことは多くの翁の書簡は書き直しと付け足しが顕著に見られました。しかし良く考えると翁は1日の時間が足りないぐらい非常に忙しい人だったので書簡を書くのにもセッカチにならざる得なかったんだろうと認識しました。
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