maffinman さん
2023-07-05

竜と蛇が大事にされる神社

4.00

何度も参拝していますが鳥居の蛇のしめ縄に初めて気づきました。1の鳥居、2の鳥居、拝殿向拝とにあります。星宮神社は雨を与えて下さる神様を祀り昔はよく雨乞いの儀式を行っていたそうです。水神様の使いとか金運の象徴といわれる蛇は生命力が強いので不老長寿の象徴ともいわれ脱皮を繰り返すことから再生の象徴ともいわれ1年の厄を追い払う夏越しや年越しのときに用いられるようになったそうです。あすなろ竜神御柱のお話の一文に一説には竜との話があると書かれておりますが私も同感です。大昔の人々は縁起物として大切にされてきた蛇が空を駆け巡ればと願い竜が誕生したのかも知れません。それとも竜は見ていないだけで存在するのであろうと思いを馳せさせてくれます。竜と蛇の強力タッグで御利益倍増の神社です。

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星宮神社
  • 石橋駅(栃木)
  • 暮らし・生活サービスその他
maffinman さん
2023-07-04
薬師寺八幡宮
  • 自治医大駅
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maffinman さん
2023-07-04

境内社雷電神社の天狗伝説

4.00

何時来ても参拝者が絶えない八幡宮ですが今回は境内社の雷電神社にスポットをあてたいと思います。案内板に軽く触れられているように天狗に姿を変えて災害から苦しむ村人達を助けたと書かれておりますので具体的な伝説を2つ紹介致します。ヒョウが降り作物に被害を受け毎年困っていた村人の一人が雷電神社に熱心にお祈りしました。すると天狗が現れ全ての村人の事を思っていることに大変感心しヒョウを降らさないようにすると言い消えてしまいました。それ以来ヒョウが降ることが少なくなったというお話です。もう一つは小島という家の子供が怠け者で働こうとせずに或る日いなくなりました。それから何年後かにふらっと戻ってきて母親に疲れているから眠るが寝姿を絶対見ないでくれといい床につきました。しかし気になり母親はコッソリ部屋を覗くと天狗が羽を広げて寝ております。次の日に子供が母親に俺の姿をみたからにはココにいられないが散々親不孝をしたのでお詫びに薬師寺地区にヒョウを降らさないようにしようと言い立ち去りました。それ以来ヒョウの降ることが少なくなり村人達は雷電神社を建て天狗を雷電様のお使いとして大切にしたというお話です。拝殿に備え付けられている天狗の面が勇ましいですが少し離れた場所から見ると面がつぶらな目に見え拝殿内が口に見え屋根が頭に見え笑っているような表情に映り取っつきやすくお参りしやすいと思いました。天狗の法力が宿り自然災害に御利益がある神社です。

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薬師寺八幡宮
  • 自治医大駅
  • 暮らし・生活サービスその他
maffinman さん
2023-07-04
龍興寺
  • 自治医大駅
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maffinman さん
2023-07-04
龍興寺
  • 自治医大駅
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maffinman さん
2023-07-04

伝説の池と鑑真和尚と道鏡禅師

4.00

境内の吉田が池には2つのお話が伝えられております。池にすむ魚はどういうわけか片目でした。いつのころか一匹の大きな鯉がすむようになりコチラも片目で吉田が池の主として大切にされていましたが権助というならず者がコノ鯉に八つ当たりして捕まえてしまいました。瞬く間に村中に広がり池に返せと忠告しましたが権助は村人が騒げば騒ぐほど面白がって鯉を食べてしまいました。その後バチが当たったのか権助は目が見えなくなってしまいました。この一件があってから池の魚を捕る物がいなくなったというお話です。もう一つは田んぼが干上がり村人達が手桶を持って吉田が池に駆け付けました。池の畔では龍興寺のお坊さんがお経を読み村人もお祈りしました。お祈りをすませると池に飛び込み池の魚を他に移し水を汲みだしました。池の水がかきだされると八幡宮に祈願しました。そのころになると滝のような雨が降り田んぼは水で一杯になり村人達は吉田が池の水に感謝したというお話です。現在は一つの小さな池ですが当時は上の池と下の池とがあり大きな池だったことが想像されました。墓地に鑑真和尚碑(下野市文化財)があります。江戸時代の建立で真ん中に大きく鑑真和尚と刻まれておりました。その和尚の杖が木になったというボダイジュの大木(下野市名木30選)に実がなっておりました。風が吹きクルクル回りながらアチコチにこぼれ落ちた実は香辛料のような匂いが漂っておりました。道鏡塚(下野市文化財)は直径約38mの円墳です。竹筒を除けて中に入って見ました。墳頂からの眺めです。禅師は孝謙天皇の信任を得て法王の位まで上りつめましたが称徳天皇の崩御後に下野薬師寺別当として配流され2年後にコノ地で没し死の際は一般庶民と同じ扱いとされてしまいました。波乱万丈で栄枯盛衰を地で行く人でドラマになってもおかしくない人物だと思いました(過去に一度だけ映画になっております)。

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龍興寺
  • 自治医大駅
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maffinman さん
2023-06-28
間々田八幡宮
  • 間々田駅
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maffinman さん
2023-06-28

藤原秀郷も源頼朝も参拝した神社

4.00

今年4年ぶりに行われた国重要文化財「じゃがまいた」の舞台となる神社です。祭りの起こりは色々いわれておりますが八大竜王を祀ると農作物が程よい雨で豊作になることから竜をまねた大きな蛇体を作って担ぎ回り雨乞い、五穀豊穣、疫病退散を祈願するようになり効果があったので毎年行われるようになったというお話です。頼朝の松が植えられております。頼朝が奥州の藤原泰衡を征伐する途中で藤原秀郷が平将門の戦勝祈願をした神社だと聞き真似して立ち寄り戦勝祈願をしソノ記念に1本の松を植えたそうです。現在は3代目で若木ですが初代、2代目を超える大木になってもらいたいものです。力石が増えておりました。元々あった石(105キロ)より大きな石(143キロ)です。以前からある石は持ち上げた人が3人いたと伝えられておりますが後から来た石を持ち上げる人の顔が見たいと思いました。芭蕉の句碑の看板が新しく設置されておりました。2つの手水舎に色鮮やかなアジサイが浮かべられていて季節感があります。弁天池を見るとスプリンクラーがフル回転で涼やかでした。池の周りには観客席も整備され7/1の音楽祭も多くの人で賑わいそうです。

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間々田八幡宮
  • 間々田駅
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maffinman さん
2023-06-28
光照寺
  • 小山駅
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maffinman さん
2023-06-28

元大名のお墓

4.00

光照寺境内には初夏の花々が色とりどりに咲いておりました。尾藤塚と
いうお話があります。尾藤知宣は豊臣秀吉の家臣でしたが九州の島津軍との戦いで彼の
部隊が退却したために友軍が大きな打撃を受けてしまい秀吉の怒りをかい知行地を取り
上げられ追放されてしまいました。帰参の機会を狙っていた知宣は小田原の陣で秀吉に
拝謁を願い面会しましたがかえって秀吉の怒りをかい下野に護送され路上で処刑されま
した(那須地方で斬殺されたとの話もあり)。時は流れ1630年に知宣の子息知則は
亡き父ゆかりの地に石塔を建てて供養しました。そののち1656年には孫の知成が左
右に二基の石灯籠を加えました。これが尾藤塚で畑にありましたが管理していたお寺が
廃絶してからコチラのお寺の管理となっております。門を入ってスグの所にそれらしき
物がありましたが念のためお寺の人に伺うとズバリでした。中央の宝篋印塔は分かりま
すが左右の石灯籠に笠がないことを伺うとコノ状態で移って来たそうです。また子孫の
方も横浜に住んでいるのでお墓参りも稀にしか来ないというお話を伺えました。讃岐国
5万石の大名から転がり落ちた尾藤知宣の墓に手を合わせました。正に悲劇の武将です

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光照寺
  • 小山駅
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