京都の堀川今出川の交差点の少し南にある西陣織の資料館です。ここは京都の伝統産業である西陣織の総合展示館で、入館料は無料となっています。

館内では西陣織の歴史や西陣織の製造工程などがわかりやすく説明されています。ここでは職人による西陣織製作実演なども見ることができますし、西陣織の手織り体験もできるようになっています。有料で好きな着物や十二単を着て写真撮影してもらうこともできますし、時として着物ショーが開催されることもあります。
ショッピングコーナーなども充実していますので、特に着物好きな人にとっては内容の濃いひと時が過ごせることでしょう。

烏丸今出川の交差点から北へ徒歩５分くらいのところです。京楽食堂は同志社大学の近くに昔からある大衆食堂です。赤い看板の年季の入った食堂で懐かしのオーラが見て取れます。

店内もテーブル5卓ほどのスペースで、小奇麗にされています。メニューはうどん、蕎麦、丼、定食と一通りのものがそろっていて、お得な日替わりの定食などもやっています。学生街の食堂ということもあって、値段も安く量も多くなかなか美味しいということもあってコスパの良い食堂です。ここの焼き蕎麦定食が肉も野菜もたっぷりで食べ応えは十分です。

地元のお母さん達が働いているお店です。もりそば860円税込みを注文しました。お新香付きです。ソバは硬めで瑞々しく喉越しが良く汁は濃い目なので蕎麦湯でも楽しめました。農村わくわくスマホラリー参加店なので店内に貼られているポスターのQRコードを読み込みスタンプをゲットしました。

前日にお電話して当日拝観に伺いました。庫裡でお声がけし栃木県文化財である本堂の御本尊木造阿弥陀如来坐像（紅頗梨色阿弥陀像）を拝顔しました。江戸時代の作で紅頗梨色に染まっている阿弥陀様を見るのは初めてです。広範囲の鮮やかな色合いから神秘的な仏様です。顔料は当時のままだそうで保存状態も良いと感じました。拝顔している間に千手千眼堂を開けて頂きました。地下もあるとのことです。鎌倉時代作の木造千手観音坐像(栃木県文化財)がおられます。電気と光背の光りの加減かもしれませんが青光りに輝いておりました。改めて観音様を拝顔すると癒しや幸運の象徴であることを感じ取れました。地下通路に向うと菩薩、如来、六地蔵、涅槃仏、観音、弘法大師、興教大師、不動尊などの像が壁のくり抜かれたスペースに祀られ完成度が高い作品なので暫し眺めました。