taktak99
さん
2025-05-08
全体公開
一関の菓子
一関市にある和菓子屋。
1903年創業。
洋風でも和風でもない店舗が特徴。
亀の子せんべいが主力商品というか、唯一の商品らしい。
亀の子せんべいは、菓子の1種。
南部せんべいの店を開いた創業者が、せんべいに甘い黒胡麻のタレを塗る事を思い付く。焼き上げたばかりでまだ柔らかいせんべいを手の甲に乗せて丸みを付けると黒胡麻が塗り易いと知る。その製法で出来上がったせんべいが「亀の子に似ている」と客から言われる様になり、「亀の子せんべい」となったという。
軽い、サクサクの南部せんべいに、真っ黒な胡麻のタレを分厚く塗ったもの。
パッと見には真っ黒な塊で、菓子には見えない。裏返すと、南部せんべいの小麦粉の生地が覗くが(裏側には黒胡麻は塗られていない)、それでも漆器と勘違いしそう。勇気を出して齧ってみると「これは菓子なのか」と漸く気付く。
黒胡麻の香ばしさと甘さを感じられる、軽い、サクサクのせんべい。
一関辺りでは摺ってタレ状にした黒胡麻を使った菓子が多い様である。
素朴な味わいの菓子だが、安くはない。
亀の子せんべい本舗大浪
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