【実践編6】
声をかけても動かない子には、
別の理由が隠れていることがあります
家庭でできる関わり方
(前編)
お母さんへ。
ここまで、
授業。
宿題。
テスト。
勉強の継続。
そして
自信について、
一緒に見てきました。
その中で共通していたのは、
「できない」のではなく、
「流れが止まっている」
ということでした。
では、ご家庭の中では、
どのように
関わっていけばよいのでしょうか。
「早くやりなさい」
「ちゃんとやりなさい」
そんなふうに声をかけたくなる場面は、
きっと多いと思います。
動いてほしい気持ちがあるからこそ、
つい言葉が
強くなってしまうこともありますよね。
でも、
その声かけのあとに、
お子さまの動きが
かえって止まってしまう。
そんな経験はありませんか。
やろうとしているのに動けない。
分かっているのに進めない。
その状態に対して、
さらに強く促そうとすると、
流れはよりいっそう
止まりやすく
なってしまうことがあります。
その様子を見ると、
「どう関わればいいのだろう」と
迷ってしまうこともあると思います。
でも実は、
ここにも大切な見方があります。
それは、
「やらせること」ではなく、
「動きやすい流れを整えること」です。
行動そのものを
変えようとするのではなく、
動き出しやすい形をつくる。
この視点に立つことで、
関わり方が少しずつ
変わっていきます。
たとえば、
何からやるか
分からない状態のままでは、
どんなに声をかけても
動きにくいものです。
流れが整っていない中で、
行動だけを求めても、
うまく進まないことがあります。
つまり、
「やらない」のではなく、
「動き出しにくい状態になっている」
という見方ができます。
すると、
ご家庭での関わり方にも、
新しいヒントが
見えてくることがあります。
だから私は、
動かないように見えるお子さまを見ても、
「この子にはまだ伸びる力がある」
と感じることがあります。
お子さまの中では、
動き出そうとする力が、
今も静かに働き続けています。
後編では、その流れを
どのように整えていけばよいのか。
ご家庭でも
取り入れやすい考え方を、
見ていきたいと思います。
【実践編6】
声をかけても動かない子には、
別の理由が隠れていることがあります
家庭でできる関わり方
(後編)
お母さんへ。
前編でお伝えしたように、
ご家庭での関わり方は、
「流れ」を整えることが大切です。
では、その流れは、どのように
整えていけばよいのでしょうか。
大切なのは、
「小さく動き出せる形をつくること」です。
一度に全部やろうとすると、
かえって
止まりやすくなってしまうことがあります。
だからこそ、まずは
小さなところからで大丈夫です。
「ここから一緒に始めてみようか」
そんなふうに、
最初の一歩を示すことで、
動き出しやすくなることがあります。
たとえば、
やることを一つだけ伝える。
一緒に
最初の部分だけ取り組んでみる。
そうした小さな関わりが、
次の行動へと
自然につながっていきます。
また、
始められた。
途中まででも取り組めた。
そうした動きにも、
目を向けていくことが大切です。
「ここまでできたね」
そんな一言が、
次の一歩を支えていきます。
結果だけでなく、
動き出せたことに
目を向けることで、
お子さまの中に、
小さな成功体験が
積み重なっていきます。
焦らなくて大丈夫です。
完璧な関わり方を
目指す必要はありません。
ほんの少し意識を変えるだけで、
流れはやさしく
整っていきます。
その流れの中で、
お子さまは少しずつ、
「自分から動ける感覚」を
持てるようになっていきます。
そして、その変化は、
お母さんご自身の安心にも
つながっていきます。
お母さんが、
「この子も大丈夫かもしれない」と
感じられるようになるのも、
こうした小さな
積み重ねの先にあるのだと思います。
もしよろしければ、
店舗情報ページのメニュー内
『「うちの子でも大丈夫?」
賢明学院中学合格コーチング』
も、ご家庭でのヒントとして
ご覧いただければと思います。
このシリーズは、
〔実践1〕〜〔実践7〕でお届けしています。
やさしく続けて
ご覧いただければ幸いです。
スタディ・コーチング・ラボラトリー
代表 福田秀一