「この子は大丈夫だろうか」と感じたときに見てほしいこと
(前編)
お母さん。
お子さんのことで、
ふとした瞬間に、
「この子はこのままで大丈夫だろうか」
そんな不安を感じることはありませんか。
勉強のこと。
友だちのこと。
将来のこと。
いくつもの思いが重なって、
胸が少し重くなるような感覚。
そのお気持ちは、
とても自然なものだと思います。
でも、実は。
子どもが伸びていくかどうかは、
「今どれだけ勉強ができているか」
では決まりません。
もっと大切なものがあります。
それは、
「安心できる場所があるかどうか」
です。
ある男の子がいます。
セッションの帰り、
お母さんのお車を見つけると、
そーっと近づいて、
びっくりさせようとするのです。
そして、
お母さんは、
少し大げさに驚いてあげる。
その瞬間、その子は本当に
嬉しそうに笑います。
一見すると、ただの
いたずらのように
見えるかもしれません。
けれど私は、その場面を
とても大切に見ています。
なぜならその子はそのとき、
「自分はここにいていい」
という安心を、
体で感じているからです。
この安心があると、
子どもは無理をしなくても、
自然に前に進み始めます。
さらに言えば、
このような安心がある子どもは、
失敗したときにも
大きく崩れにくくなります。
うまくいかないことがあっても、
もう一度やってみようと思える。
その力は、勉強だけでなく、
これからの人間関係や
社会の中でも、
とても大切な支えになっていきます。
逆に言えば、
どれだけ勉強を教えても、
この土台がないと、
学ぶ力は
なかなか伸びていきません。
学力の前に、
まず「安心」。
ここが、すべてのスタートなのです。
後編では、
この安心があると、
学びがどのように変わっていくのか、
もう少し具体的にお伝えいたします。
「やらされる勉強」から「自分から動く学び」へ変わる瞬間
(後編)
「安心できる場所があるかどうか」
これが子どもの成長にとって、
とても大切だというお話を
前回にしました。
では、その安心があると、
どのような変化が起きるのでしょうか。
答えは、とてもシンプルです。
子どもが、自分から動き始める
という変化です。
ある男の子は、
ペーパークラフトをしながら、
少しお話をしながら、
その合間に、
漢字を読んだり、
計算に答えたりしています。
いわゆる、
「きちんと座って勉強する形」
ではありません。
でも、だからこそ。
無理をせずに、
集中し続けることができます。
そして、ふとした瞬間に、
「11×11は?」
「12×12は?」
と聞くと、
スッと答えることができます。
これは、
「安心して答えられる状態」
があるからです。
リラックスした中で
反応できることが、
本番でも力を
発揮できる土台になります。
さらに、もう一つ
大切なものがあります。
それは、
会話です。
少しずれた冗談のやりとり。
ちょっとした笑い。
こうした時間の中で、
人と関わる力、
社会で生きていく力が、
静かに育っていきます。
そして気がつくと、
「やらされる勉強」
だったものが
「自分から取り組む学び」へ
変わっていきます。
お母さん。
子どもは、やる気で動くの
ではありません。
お子さまの中で
何かが整ったとき、
静かに動き始めます。
どうか焦らず、
お子さまのリズムを
大切にしてあげてください。
その積み重ねが、やがて
未来へとつながっていきます。
もしよろしければ、
今回のように
「何もしたくない」と
感じていたお子さんが、
どのようにして
「自分から考え、動き出す状態」へと
変わっていくのか、
その具体的な流れをまとめています。
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『「うちの子でも大丈夫?」賢明学院中学合格コーチング』
として掲載しています。
ご家庭での関わり方のヒントとしても、
よろしければご覧いただければと思います。
スタディ・コーチング・ラボラトリー
代表 福田秀一