不安が強い子ほど伸びる理由
――動けないのではなく、感じている子です
(前編)
お母さん。
「この子、どうしてこんなに不安が強いんだろう」
そんなふうに
感じられたことはありませんか。
朝になると、なんとなく元気がない。
学校の話になると、言葉が少なくなる。
新しいことに対して、なかなか一歩が出ない。
「もっと気楽に考えたらいいのに・・・」
そう思うこともあるかもしれません。
けれども、このタイプのお子さまは、
弱いわけでもなく、
甘えているわけでもありません。
むしろ、とても繊細で、
まわりのことを
よく感じ取る力を持っています。
人の表情や空気の変化に気づき、
その場の雰囲気を
無意識に受け取っています。
だからこそ、
「失敗したらどうしよう」
「嫌な思いをしたらどうしよう」
そんな想いが、
自然と心に浮かびます。
そして、その不安が大きくなると、
体が動かなくなることがあります。
やろうとしていないのではなく、
やろうとしているからこそ、
止まってしまう。
ここが、
とても大切なポイントです。
外から見ると、
「やる気がないように見える」
かも知れませんが、
実際には、心の中で
たくさんのことを感じているのです。
ですから、
このタイプのお子さまに対しては、
「どうしてやらないの?」ではなく、
「何を感じているのかな」
という視点で
見てあげることが大切になります。
そして、
この「感じる力」は、
実は、これから
大きく伸びていく力にも
つながっています。
すぐに結果として見えなくても、
その子の中では
確実に土台が育っています。
安心できる関わりの中で、
その力は少しずつ形になり、
やがて自分から動き出す力へと
変わっていきます。
そして多くの場合、
ある日、
ふとしたきっかけで、
「やってみようかな」と、
小さな一歩が生まれます。
その一歩はとても静かですが、
その子にとっては
大きな前進です。
どうか、その小さな変化を、
見逃さずに
大切にしてあげてください。
その理由については、
後編でお伝えします。
不安が強い子ほど伸びる理由
――安心が整ったとき、お子さまは動き始めます
(後編)
お母さん。
前回は、不安が強いお子さまは
「感じる力」が
とても豊かであることを
お伝えしました。
では、このタイプのお子さまは、
どうすれば
前に進めるのでしょうか?
ここで大切なのは、
不安を消そうとしないこと
です。
「大丈夫だから」
「気にしなくていいよ」
そう声をかけたくなるお気持ちは、
とてもよく分かります。
けれども、ご本人にとっては、
その不安は
とてもリアルなものです。
無理に消そうとすると、
かえって
苦しくなってしまうこともあります。
大切なのは、
不安があっても大丈夫な状態をつくること
です。
たとえば、
少しだけやってみる。
短い時間だけ取り組む。
できたところを一緒に確認する。
こうした小さな積み重ねの中で、
「これくらいなら大丈夫」
という感覚が育っていきます。
そして、その安心の中で、
少しずつ
行動が広がっていきます。
このタイプのお子さまは、
一気に大きく変わることは
少ないかもしれません。
けれども、
安心の中で積み重ねた力は、
とても確かなものになります。
ですから、お母さんとしては、
「早く変わってほしい」と焦るよりも、
「この子のペースで大丈夫」と
見守ってあげることが大切です。
その安心が、
お子さまの一歩を支えていきます。
そして実は、このような
「安心の中で少しずつ」
伸びていくタイプのお子さまは、
無理な詰め込みではなく、
段階的に力を積み上げていくことで、
中学受験やその先の学びにも、
とても良い形でつながっていきます。
もしよろしければ、
今回のように
不安の強いお子さんが、
どのようにして
「自分から取り組む学び」へと
変わっていくのか、
その具体的な流れをまとめています。
店舗情報ページのメニュー内
『「うちの子でも大丈夫?」賢明学院中学合格コーチング』
として掲載しています。
ご家庭での関わり方のヒントとしても、
よろしければご覧いただければと思います。
スタディ・コーチング・ラボラトリー
代表 福田秀一