褒めているのに、なぜか伸びない子がいます
(前編)
お子さまのことで、
「ちゃんと褒めているのに、なかなか変わらなくて…」
そんなふうに感じられたことはありませんか。
一生懸命に声をかけているのに、
自信がつかない。
やる気が続かない。
そのような様子を見ると、
少し心配になってしまいますよね。
けれども、これは決して
お母さんの関わりが足りない、
ということではありません。
むしろ逆で、
お子さまのことを
大切に思っているからこそ、
丁寧に言葉をかけておられるのだと思います。
ただ、ほんの少しだけ、
「褒め方のポイント」が
ずれてしまっていることがあります。
たとえば、
「すごいね」
「えらいね」
「よくできたね」
こうした言葉は、
とてもあたたかい言葉です。
けれども
お子さまにとっては、
「何がよかったのか」が
少し分かりにくいことがあります。
お子さまは、
「どうすればうまくいくのか」が
見えたときに、
安心して次に
進むことができます。
つまり、
結果だけではなく、
その過程や
工夫に目を向けること。
これがとても大切なのです。
たとえば同じ音読でも、
どこを意識して読んだのか。
どんな工夫をしていたのか。
そこに目を向けてあげることで、
子どもは少しずつ
「自分のやり方」を
見つけていきます。
そして
その積み重ねが、
やらされる勉強から
自分で取り組む学びへと
つながっていきます。
実は、このとき、
お子さまの中では
「できた」という感覚だけでなく、
「次もやってみよう!」という
気持ちが育ち始めています。
この小さな変化が、やがて
自信や
継続する力へとつながっていきます。
また、
うまくいかなかったときでも、
「ここまではできていたね」
と伝えてあげることで、
お子さまは安心して
次に進むことができます。
できた部分に目を向ける関わりが、
挑戦する力を
静かに育てていきます。
後編では、
お子さまが本当に伸びていく
具体的な褒め方について、
もう少し詳しくお伝えいたします。
子どもが本当に伸びる褒め言葉とは
(後編)
前回は、褒めているのに
伸びにくい理由について
お話ししました。
では、どのような言葉が
お子さまの成長に
つながるのでしょうか。
答えは、とてもシンプルです。
お子さまがしたことを、
そのまま言葉にする
ということです。
たとえば音読なら、
「すごいね」
ではなく、
「今の読み方、ゆっくりで
とても聞きやすかったね」
算数であれば、
「よくできたね」
ではなく、
「途中の式をちゃんと書いていたから、
考え方がよく分かったよ」
このように、
行動を具体的に
言葉にしてあげることで、
お子さまは
「こうすればいいんだ」
と理解することができます。
すると次も、同じように
やってみようと思えるのです。
これは特別な技術ではありません。
お子さまの様子を、
ほんの少しだけ丁寧に見て、
その中の良いところを
そのまま言葉にしてあげる。
それだけで十分です。
子どもたちは、
大人が思っている以上に
言葉をよく聞いています。
そして、その言葉を、
心の中に静かに
積み重ねていきます。
お母さん。
今日も一つだけで構いません。
お子さまの
「できているところ」を見つけて、
それを具体的な言葉で
伝えてみてください。
その一言が、
子どもの中にある力を
少しずつ育てていきます。
もしよろしければ、
今回のように
お子さまの特性を活かしながら、
どのようにして
「自分から学ぶ状態」へと変わっていくのか、
その具体的な流れをまとめています。
店舗情報ページのメニュー内
『「うちの子でも大丈夫?」賢明学院中学合格コーチング』
として掲載しています。
ご家庭での関わり方のヒントとしても、
よろしければご覧いただければと思います。
スタディ・コーチング・ラボラトリー
代表 福田秀一