
広重の名作
150っと周遊デジタルスタンプラリーで訪れました。ちいさな広重名品展が開催されていて入館料無料です。館内の入場口付近には未来に開くと題された作品が展示されておりました。モウソウダケを主軸としてシュロが華やぎフジツルが縦横無尽に伸びております。生命力と明るさが感じられました。企画展は歌川広重の死絵から始まります。現役バリバリの頃の姿が描かれておりました。花鳥図では花は瑞々しく鳥は伸び伸びと羽ばたいて描かれております。次の肉筆画は掛け軸に描かれた大作です。その中でも私は歴史上の人物が好きなので楠公物見図が目に留まりました。城を敵方の兵に囲まれ打開策を練っているであろう楠木正成公の苦悩が頭に浮かびます。風景画は富士三十六景で春夏秋冬のアラユル角度の富士山を巧みに描写しておりました。最後は師匠(歌川豊広)の坐像と広重の坐像が並んでおります。師弟の強い絆が感じられました。内容が濃い企画展です。
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奈良時代に花開く前の先駆けが感じられる
150っと周遊デジタルスタンプラリーで訪れ企画展 下野市内の遺跡Ⅱを見学することにしました。その前に東の飛鳥シールラリーが開催しているので係の人に台紙とシールを頂きコチラからスタートです。企画展では大坂遺跡、結城街道北遺跡、箕輪城跡、下谷田遺跡、仁良川古墳群が紹介されております。箕輪城跡は何度か訪れたことがありますが戦国時代の城跡として眺めただけであって古墳時代に人々が住み着いていたことは初めて知りました。大坂、下谷田、結城街道遺跡と数々の遺物、竪穴建物跡、古墳などが見つかっていることからコレラの地域は人々にとって住みやすい場所であったことが分ります。特に関心があるのは仁良川古墳群です。色んなタイプの出土遺物も展示されておりました。全国でも珍しい埋葬施設未盗掘の2号墳から発見された六鈴鏡は県内では現在の所ココのみの貴重な物です。古代の遺跡から当時の下野市内の各所でまとまりと発展の様子が見られ後の奈良時代へとバトンが繋がり下野国の政治経済をリードする地域となることが自然の成り行きであったと感じられる企画展です。
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