【実践編2】
宿題をやろうとしない子には、
別の理由が隠れていることがあります
(前編)
お母さんへ。
「宿題をやろうとしないんです」
そんなご相談をいただくことがあります。
声をかけても動かない。
机には向かうけれど、
手が止まっている。
ノートは開いているのに、
なかなか進まない。
取りかかろうとしている様子はあるのに、
途中で止まってしまう。
そんな場面もあるかもしれません。
一生懸命やろうとしているように見えるのに、
なぜか流れに乗れない。
その様子を見ると、
「やる気がないのでは・・・」
と感じてしまうこともあると思います。
周りの子は進んでいるように見える中で、
わが子だけが止まっているように感じると、
どうしても不安になりますよね。
「このままで大丈夫なのだろうか」
そんな思いがよぎるのも、
とても自然なことだと思います。
でも実は、
宿題で止まってしまうとき、
その前に起きていることがあります。
それは、
「最初の一歩が見えていない」
という状態です。
宿題というのは、
何をどこから始めるかを、
自分で決める必要があります。
けれども、
どこから手をつければいいのか分からない。
量が多く見えてしまう。
うまくできるか不安になる。
そうした気持ちが重なることで、
動き出す前に
止まってしまうことがあります。
外から見ると止まっているように見えても、
実は、
「やらなければ」
という気持ちは残っている場合が
少なくありません。
ただ、その一歩が
重たく感じられているのです。
こうした状態では、
「やらない」のではなく、
「動き出せない」
という見方ができます。
そうした小さな迷いや
不安が重なることで、
「やれない」
という感覚につながっていくことがあります。
この視点で見てみると、
お子さまの様子が、
少し違って見えてくることがあります。
止まっているように見える場面の中にも、
実は、
「あと少しで動き出せるところ」
が残っていることがあるのです。
後編では、
この「最初の一歩」を、
どのように整えていけばよいのか。
ご家庭でも取り入れやすい考え方を、
やさしく見ていきたいと思います。
【実践編②】
宿題をやろうとしない子には、
別の理由が隠れていることがあります
(後編)
お母さんへ。
前編でお伝えしたように、
宿題で止まってしまうときは、
「最初の一歩」が
見えにくくなっていることがあります。
では、その一歩は、
どのように
整えていけばよいのでしょうか。
大切なのは、
「小さく始めること」です。
一度に全部やろうとすると、
かえって心も身体も、
動きにくくなってしまうことがあります。
特に、
「ちゃんとやらなければ」
という気持ちが強い子ほど、
最初の一歩が
重たくなってしまうことがあります。
だからこそ、
まずは
小さなところからで大丈夫です。
「まず1問だけやってみよう」
「問題文を読んでみよう」
「ノートを開いてみよう」
そんなふうに小さく区切ることで、
始めやすくなることがあります。
たとえば、
一行だけでも書ければ十分です。
そうした小さな動きが、
自然に次へとつながっていきます。
また、
机に向かえた。
ノートを開けた。
そうした動きにも、
目を向けていくことが大切です。
「ここまでできたね」
そんな一言が、次への
安心につながります。
その安心が、
「もう一度やってみようかな」
という気持ちを支えていきます。
結果だけでなく、
動き出せたことに
目を向けることで、
お子さまの中に、
小さな成功体験が
積み重なっていきます。
焦らなくて大丈夫です。
宿題は、
一度で完璧に終わらせるもの
ではありません。
小さな一歩を重ねながら、
少しずつ進んでいくものです。
その流れをやさしく整えることで、
お子さまは少しずつ、
「自分から取り組める感覚」
を持てるようになっていきます。
そして、その感覚が、
やがて
自信へとつながっていきます。
もしよろしければ、
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『「うちの子でも大丈夫?」
賢明学院中学合格コーチング』
も、ご家庭でのヒントとして
ご覧いただければと思います。
このシリーズは、
〔実践1〕〜〔実践7〕でお届けしています。
やさしく続けて
ご覧いただければ幸いです。
スタディ・コーチング・ラボラトリー
代表 福田秀一