朝起きたら「急に首が痛い」「首が回しにくい」「首から肩にかけて張っている」といった症状でお悩みではありませんか?
当院でも、起床時から首に痛みが出て、動かしにくくなったというご相談をいただくことがあります。
一般的に「寝違え」と呼ばれる首の痛みでは、起床時の痛みや首の動かしにくさ、特定の方向に動かした際の痛み、首から肩にかけての張りなどがみられます。
ただし、寝違えは医学的に一つの病名として明確に定義されているわけではありません。首の痛みにはさまざまな原因があるため、症状を確認することが大切です。
寝る姿勢や枕が原因?
「寝る姿勢が悪かったのかな?」「枕が合っていないのかな?」と考える方も多いと思います。
睡眠姿勢や枕と首の痛みには関連が報告されていますが、「この枕なら寝違えない」と断定できるほどの根拠はありません。
当院では、まず首がどの方向にどの程度動くのか、痛みの程度や出る方向、首・肩周辺の状態、神経症状の有無などを確認します。
痛いから動かさない方がいい?
首が痛いと動かしたくなくなりますが、首の痛みに対する治療では、状態に応じて可動域運動や筋力トレーニングなどの運動療法が取り入れられています。
大切なのは、痛みを我慢して無理に動かすことでも、完全に動かさないことでもありません。
痛みを悪化させない範囲で、少しずつ動かしていくことがポイントです。
自宅では、首をゆっくり動かしたり、肩や肩甲骨を軽く動かしたりしてみましょう。温めることで楽に感じる場合は、無理のない範囲で温めるのもセルフケアの一つです。
ただし、強い痛み、腕や手のしびれ・力の入りにくさ、発熱、外傷後の首の痛みなどがある場合は、自己判断で運動を続けず、医療機関へ相談しましょう。
まとめ
寝違えでは、起床時の首の痛みや動かしにくさなどがみられます。
寝る姿勢や枕だけが原因とは限らないため、身体の状態を確認したうえで、痛みを悪化させない範囲から少しずつ動かしていくことが大切です。
症状が強い場合や、しびれ・筋力低下などを伴う場合は、専門家や医療機関に相談しましょう。