濱のくじら屋

藤棚にある鯨料理の専門店を知人の勧めで訪れたときの体験は、まさに発見の連続でした。店までの道のりは少し迷いましたが、国道16号から横浜久保町郵便局方面を抜けて、商店街を左に曲がるとお店がありました。店は少し暗がりにぽつんとある感じですが、その隠れ家的な雰囲気が魅力です。

店内は14席以上あり、2人用テーブルと4人用テーブルが中心で、鯨関連の図鑑やグッズが飾られていました。中央には商品ケース風の冷蔵庫があり、鯨の肉や様々な部位がリーズナブルな価格で販売されていました。

店員さんは夫婦で切り盛りされていて、4人用テーブルに案内していただきました。まずは「サッポロ黒ラベル中瓶」を注文し、鯨料理の旅をスタートしました。

「鯨ユッケ」は甘辛な胡麻ダレで和えられた赤肉ときゅうりの千切りに卵黄が乗っており、驚くほどの美味しさとボリュームでした。次に「鯨竜田揚げ」もこの価格でのボリュームに驚きましたが、塩分が少し強かったです。

刺身では「鯨 7点盛 ハーフ」を選び、赤肉、ベーコン、本皮、胃袋、のど、心臓、さえずりなど、様々な部位を楽しむことができました。特にさえずりの甘い脂が絶品でした。

さらに、「鯨 紅白刺身」を注文し、赤身と本皮の相性の良さを堪能しました。これらを「酔鯨」という日本酒で楽しみ、締めには緑茶割りをいただきました。

この素晴らしい食体験で会計は4670円と、驚くほどリーズナブルでした。妻も大満足で、早く再訪したいと話しています。この隠れた名店は、あまり広めたくない秘密の場所ですね。

ご馳走様でした。またぜひ訪れたいと思います！