中庭ノ空

江古田駅南口から千川通りを東長崎方面に少し歩いたところに、新しくオープンしたカフェを発見しました。店名は「中庭ノ空」、水色の扉を開けると広がるのは、まるで高校の教室から中庭を眺めているかのようなナチュラルモダンな空間です。ここは、「心のどこかに置き忘れてきた空を見上げることのできる場所」というコンセプトを持つ、まさに隠れ家的なカフェです。

店内には、なつかしさを感じさせる詩が展示されており、それらの文頭の文字を集めると店名が浮かび上がります。詩心豊かな店主のこだわりが感じられるところです。また、季節に応じて変わるストレートコーヒーのメニューは、特に東ティモール産のコーヒーが私のお気に入りに。四日市のクラフト“4TH-MARKET”による温かみのあるコーヒーカップも、店の雰囲気にぴったりで、店主のセンスの良さが際立っています。店内では、デッキチェアに座ってゆったりと店内を見渡すことができ、書棚に並ぶ詩集や詩誌を手に取りながら読書にふけるのも、友人との語らいに使うのも素敵です。まるで、時間を忘れる心地よい空間で、次回はティーとシフォン、チーズケーキを試してみたいと思っています。

新しい発見と心地よい時間を提供してくれる「中庭ノ空」。江古田にお越しの際は、ぜひこの隠れ家カフェで、忘れていた青春の時間を思い出してみてください。