6/1付日経新聞で「AIが問う大学教育」という記事を読みながら、少し前まで当たり前だった教育風景が大きく変わろうとしていることを感じました。
生成AIは大学生の日常にも急速に入り込んでいます。その結果、大学は「知識を教える場」から「学生自身が何を考え、どう判断したのかを問う場」へと変化を迫られています。口頭試問や対話型授業、プロジェクト型学習など学びの過程そのものを評価する動きも広がっています。
これは大学だけの話ではないのかもしれません。
AIに聞けば正解らしき答えはすぐに返ってきます。文章も作れますし、アイデアも提案してくれます。だからこそ、「問いを立てる力」や「自分で決める力」が、これまで以上に大切になるのではないでしょうか。
実際私も最近、AIで動画を作成し、サイトにアップしました(トップページで視聴可)。以前なら専門知識や高価な機材が必要だったことも、AIを活用すれば短時間で形にできる時代です。しかし、どんな動画を作るのか、誰に何を届けたいのかを決めるのは人間です。便利な道具が増えるほど、その使い方を考える力の差が大きくなる。教育も同じなのだと思います。
5月30日に開催した「1Dayビジネスチャレンジ武蔵小杉」でも、その場面をたくさん見ることができました。あるチームは薄利多売を目指し、別の子は高額な商品で勝負しました。保護者の方からは、「価格設定と仕入れに課題があったようで、本人は次回に燃えています。高額の絵を売った子を見て新しい発見があったようです。いくら利益が出るか予想して、次に活かしたいと振り返っていました」との感想がありました。
答えを教わったわけではありません。実際にやってみたからこそ「次はこうすればいいかな」という問いが生まれたのです。
AIと共に生きる未来だからこそ子どもたちには正解を覚えるだけでなく「なぜだろう」「どうしたらもっと良くなるだろう」と考え続ける経験を重ねてほしいと思います。
次回の「1Dayビジネスチャレンジ武蔵小杉」は6月28日(日)開催。対象は小学生限定です。募集締切は6月25日。たった1日でも、子どもたちは驚くほど真剣に考え、行動し、成長します。未来を予測することはできません。でも、自分で問いを立て、挑戦できる子は、どんな時代にもきっと強い。そんな最初の一歩を、この夏、一緒に踏み出してみませんか。