姿勢が歪んでいる状態
不良姿勢は誰もが改善させたいですよね
姿勢はそもそもなぜ歪むのでしょうか
結論
感覚を忘れてしまうから
詳しく解説していきましょう
基本的に人は慣れ親しんだ楽な動きや姿勢を自然に選択しようとします
職業柄長時間の同一姿勢が多い、特に長時間の不動が多いという場合
無意識に取っているその姿勢が、”普通なんだ”という風に
感覚が置き換わっていってしまうのです
人には感覚を察知するセンサーが全身に無数に張り巡らされています
皮膚、骨、筋肉、筋膜、靭帯、腱、内臓等、
5感や足底からの情報を知覚してそれを感覚的にコントロールしています
なぜなら二足歩行でバランスを取っていないといけないから
地球上には重力があります
この重力に対して姿勢を維持させていく為に
無意識に感覚で筋の張力がセンサーのように働いて安定化を図っています
また床からも反発する反力がかかってきます
この重力と床反力の拮抗力に対する制動性を担っているのが感覚です
ところが、長時間の同一姿勢や不動、”慣れ親しんだ楽な動き”を続けていると
動きがパターン化していき、本来の関節の動きや安定化させた筋肉の使い方を忘れてしまいます
その結果、過労する筋肉やサボる筋肉が生まれ
筋や筋膜のアンバランスが姿勢を歪ませる結果に繋がっていき
前述の拮抗力への制動性が失われて行ってしまうのです
すると思っている事と、実際の動いている動きが違うという現象が生まれてきます
不良姿勢というのは感覚センサーが外部から受け取る情報自体にエラーが生じている状態
現状の姿勢を知覚する事が出来ていません
従って実際に動く動き自体もエラーが伴った動きになってしまいます
自分ではまっすぐ立っているつもりでも、
客観的に見てもらうと
「いや、だいぶ頭が前に出ているよ」
このように人から姿勢を指摘される事で初めて姿勢が崩れている事に気付いた
という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか
これが感覚のエラー
姿勢改善はこの感覚のエラーを再学習させていく視点が確実に必要です
自分で動いた感覚と実際の動きを修正していくには
運動学、バイオメカニクス、解剖学、物理等
様々な学術的要素が絡んできますので、
自己流でなかなか結果が出ないという方は
専門家の手を借りていただくのが
解決のひとつの糸口になるのではないかと思います
![姿勢が歪むのは感覚を忘れてしまうから?!の写真_1枚目](https://image.ekiten.jp/shop/39348820/20221002072014.png?orig_w650)