喜の間

まず先付けは、冷やしこづゆと野菜の盛り合わせ。そして お造りには、新鮮なトビウオやハマチなどが並び、最高の味わいでした。
続いて蒸し物は、鱸の酒蒸し。早マツタケ、丸ナス、ミョウガと一緒に蒸されており、絶妙な組み合わせに感動しました。
焼き物は名古屋コーチンの粕漬けに、利休玉子、井手の里、酢どり蓮根が添えられています。どれも丁寧に仕上げられた逸品ばかりです。
酢の物には、水だこの梅肉掛け、オクラ、蛇腹胡瓜、花穂が盛り付けられ、さっぱりとした味わいが口の中をリフレッシュしてくれました。
メインの強肴は、本鮪のねぎま煮。鮪の旨みがたっぷりと染み込んだ煮物は、間違いなく絶品の一言に尽きます。
〆には稲庭うどんが登場。様々な薬味と一緒にいただくと、また違った美味しさが楽しめました。
デザートの梨の赤ワイン煮は、葡萄とミントが添えられ、上品な甘さで締めくくりにふさわしい一品でした。
旬の食材を使った繊細な料理の数々は、どれも最高の味わい。「喜の間」の料理人の技術と感性に脱帽です。特別な日の食事にぴったりのコース料理だと思います。
みなさんも、ぜひ一度「喜の間」の絶品コースを味わってみてください。季節の美味しさが詰まった至福のひとときを過ごせるはずです。