皆さんは、一度気になり始めたことが頭から離れなくなった経験はありませんか?
新しい靴を履いた日。最初は何ともなかったはずなのに、「あれ?少し当たるかな」と感じた瞬間から、歩くたびにその場所ばかり気になってしまう。
あるいは肩や腰。
「少し重いかな?」
そう思った途端、それまでは気にもしていなかった感覚が、まるでスポットライトを浴びた役者のように存在感を増していくのです。
不思議なものですね。
気にしているつもりが、いつの間にか気にされている。
見ているつもりが、逆に見られている。
そんな奇妙な感覚に陥ることがあります。
もちろん、身体からのサインを無視してはいけません。
ですが、必要以上に意識を向け続けることで、心の中に小さな不安が生まれ、その不安がさらに気になる感覚を大きくしてしまうこともあるのです。
身体は機械ではありません。
調子の良い日もあれば、少しお疲れ気味の日もある。
昨日と今日、今日と明日。
まったく同じ状態の方が、むしろ珍しいのかもしれません。
だからこそ大切なのは、不調を無視せず、しかし必要以上に怯えないこと。
身体の声には耳を傾ける。
けれど人生の主役は、あくまで自分自身。
身体のことばかり考えているうちに、楽しい時間まで見逃してしまうのは少しもったいない気がします。
さて――
あなたが今、気になっているその違和感。
本当に身体からのメッセージなのでしょうか。
それとも、気にしているあなた自身が作り出した、もうひとつの自分自身なのでしょうか。
考えすぎに気を付けましょう。では。