前回まで、
エビデンス → 論文 → 研究の種類 → RCT → システマティックレビュー・メタアナリシス
と見てきました。
「ちゃんと研究されているなら、もう安心なのでは?」
と思うかもしれません。
でも、研究をするのも、結果を読むのも、情報を発信するのも人間です。
そこで知っておきたいのが、
「バイアス」
という言葉です。
バイアスとは簡単に言えば、
物事の見え方や判断に生じる「偏り」
のこと。
例えば、
「この健康法は効く!」
と思っていると、
効いた人の話ばかりが目に入り、効かなかった人の話を見落としてしまうことがあります。
SNSでも、
「これをやったら痩せた!」
「これを飲んだら体調が良くなった!」
という成功例は広がりやすいですよね。
でも、その裏にいる
「変わらなかった人」
「途中でやめた人」
「むしろ合わなかった人」
の情報は、同じようには目に入らないかもしれません。
研究でもバイアスは起こります。
誰を研究対象にするのか。
どうやって結果を測るのか。
どの結果を発表するのか。
さまざまなところで、結果が偏る可能性があります。
だから研究では、
ランダム化したり、
比較するグループを作ったり、
評価する人に情報を知らせないようにしたり、
できるだけバイアスを減らす工夫をします。
ここで大切なのは、
「バイアスがある人=悪い人」ではない
ということです。
私たちは誰でも、完全に思い込みや偏りから自由になることはできません。
だからこそ、
「自分にもバイアスがあるかもしれない」
と知っておく。
それだけでも、健康情報との付き合い方は変わります。
そしてこれは、研究だけの話ではありません。
私たちが毎日見ているSNSの健康情報にも、さまざまな偏りや発信する側の意図があります。
次回は、
「SNSの健康情報、どう見ればいい?」
というテーマで、実際に情報を見るときのポイントを考えていきます。
保存して、健康情報を見る時の参考にしてください🌿
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