前回は、
「研究にも、信頼度の違いがある」
というお話をしました。
では実際に、研究にはどんな種類があるのでしょうか?
今回は代表的な4つを、ざっくり紹介します。
まずは症例報告。
「こんな患者さんに、こんな変化がありました」
という、一人または少人数の事例を報告する研究です。
新しい発見のきっかけになる一方で、
その人に起きたことが、他の人にも同じように起こるとは限りません。
次に観察研究。
たくさんの人を観察して、
「○○をしている人には、△△が多い」
といった関連性を調べます。
ここで大切なのは、
「一緒に起きている」=「原因である」とは限らない
ということです。
そしてRCT(ランダム化比較試験)。
参加者をランダムにグループへ分けて、
「治療を受けたグループ」と
「比較するグループ」
などを比べます。
できるだけ条件を揃えて比較することで、
「本当にその治療による違いなのか?」
を調べやすくします。
さらに、複数の研究を体系的に集めて評価するシステマティックレビューや、条件が合えば結果を統計的に統合するメタアナリシスという方法もあります。
一つの研究だけを見るのではなく、
これまでの研究全体では、どんなことが分かっているのか?
を考えるために使われます。
つまり、
「研究があります!」
だけでは、まだ情報が足りません。
大切なのは、
「どんな方法で調べた研究なの?」
まで見てみること。
研究方法が分かると、健康情報を見る解像度が一段上がります。
次回は、
「RCTって、結局何がすごいの?」
医療研究でよく登場するRCTについて、もう少し詳しく見ていきます。
保存して、健康情報を見る時の参考にしてください🌿
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