ここ最近、テレビなどで「多雨疲労」という言葉を耳にする機会が増えています。
雨の日が続くことで体調を崩し、医療機関を受診する方が増えているそうです。こうした気候の変化に伴うさまざまな不調を、最近では「多雨疲労」と呼ぶことがあります。
いわゆる「気圧痛」や「天気痛」と呼ばれてきたものと近い現象です。
実際、当院でも雨が続いたり、気候が大きく変化したりすると、
「なんとなく身体がだるい」
「めまいがする」
「頭痛が増えた」
「吐き気がする」
といったお悩みを訴える方が増えます。
では、なぜ天候が変わるだけで体調まで崩れてしまうのでしょうか?
人間の身体は、気温・湿度・気圧など、さまざまな「環境ストレス」の影響を受けながらバランスを保っています。
当院では、多雨疲労や気圧の変化で不調が出やすい方は、気候だけが原因なのではなく、もともと身体のバランスが崩れているところに、気候の変化が「最後の一押し」として加わっていると考えています。
イメージとしては、水がいっぱいに入ったコップです。
日々の疲労や睡眠不足、精神的なストレス、身体への負担などによってコップの水がすでにいっぱいになっている。
そこへ雨や気圧、気温の変化といった環境ストレスが加わることで、水があふれるように「不調」として表面に現れてきます。
そのため、気候の変化だけに対処するのではなく、**なぜ環境の変化に身体が左右されやすくなっているのか?**を確認することが大切です。
当院では、さまざまな検査を通して身体の状態を可視化し、不調につながっている要因を探していきます。
そして身体のバランスや神経の働きに着目しながら、気候などの環境変化があっても、不調が出にくい身体づくりを目指していきます。
「雨が降るといつも調子が悪い」
そんな方は、天気だけの問題と考えず、一度ご自身の身体の状態を確認してみることも大切です。