先日、柔道整復師の国家試験対策予備校で講義をしてきました。
今回のテーマは「腱板損傷」について。
腱板とは、肩関節を支えている4つの筋肉の総称です。
肩を動かしたり、関節を安定させたりする重要な役割がありますが、転倒などの外傷だけでなく、日常生活の何気ない動作をきっかけに傷めることもあります。
そして、腱板損傷をみるうえで特に大切なのが、**「五十肩と症状が似ている」**という点です。
肩が痛い、腕が上がらない、夜寝ていると痛む。
こうした症状だけを見ると「五十肩かな?」と思ってしまいがちですが、実際には腱板を傷めているケースもあります。
今回の講義では、五十肩と腱板損傷をどのように見分けていくのか、その特徴や検査方法を中心にお話ししました。
これは実際の臨床でも非常に重要な部分です。
「肩が痛い=五十肩」と決めつけるのではなく、まずはヒアリングや検査を行い、身体に何が起きているのかを確認する。
必要であれば医療機関での検査を勧めることも含めて、適切に判断する力を身につけてもらえたらと思います。