柔道整復師予備校で夏期講習を行ってきました!
先日、柔道整復師国家試験予備校で、8月の夏期講習を担当してきました。
今回のテーマは**「柔道整復学総論」の総復習**です。
国家試験の勉強には、大きく分けて2つの方法があります。
一つは丸暗記。
語呂合わせや過去問を何度も繰り返し、答えを頭に叩き込む方法です。短期間で点数を伸ばしやすく、国家試験対策には欠かせない勉強法です。
もう一つが、一つの事柄を深掘りして考える勉強法です。
例えば、
「なぜ高齢者は骨折が多いのか?」
という問いに対して、
骨折は骨密度が低下した人に起こりやすい。
↓
骨密度は、ビタミンDの働きが低下するとカルシウムを十分に吸収できず、低下しやすくなる。
↓
骨密度が低下した状態で転倒すると骨折が起こりやすい。
↓
では、なぜ転倒するのか。
筋力の低下、柔軟性の低下、バランス能力の低下、呼吸機能の低下など、さまざまな要因が関係しています。
このように、一つの答えを入口にして、その背景や原因まで掘り下げていくことで、点と点が線でつながるようになります。
丸暗記は即効性があり、試験では非常に大切です。
一方、深掘りする勉強法は時間がかかりますが、知識を応用できるようになり、ひっかけ問題や臨床問題にも対応しやすくなります。
もちろん、どちらも大切です。
ただ、私が特に大事にしているのは、「なぜ?」と考える習慣を身につけることです。
この考え方は、国家試験だけでなく、社会に出てからも必ず役に立ちます。
患者さんを前にした時も、症状だけを見るのではなく、
「なぜこの症状が起きたのか?」
と考え続けることが、原因を見つける第一歩になります。
国家試験合格や点数アップはもちろん大切です。
その先にある、「自分で考え、原因を見つけられる力」を育てること。
それが、私が講師として最も伝えたいことです。