「うちの子、自信がなくて…」
「どうせムリってすぐ言うんです」
これは珍しいことではありません。
むしろ、多くの子どもが一度は通る状態です。
ですが、ここで見誤ってはいけません。
これは“性格”ではなく、状態です。
■やる気の問題ではない
「どうせムリ」と言う子に対して
「やる気がない」と捉えてしまうことがあります。
ですが実際は逆です。
👉やる気がないのではなく、
👉“やっても無理だと思っている”だけです。
人は、失敗すると分かっていることには手を出しません。
つまりこれは挑戦できない状態です。
■なぜ、この状態になるのか
原因はシンプルです。
できない経験の積み重ねです。
・やってもできない
・間違えて指摘される
・周りと比べられる
これが続くと、子どもの中に
「自分はできない人間だ」という認識が作られます。
するとどうなるか。
問題を見る前に諦める
考える前に止まる
行動そのものを避ける
これが「どうせムリ」の正体です。
■ここでやってはいけないこと
よくある対応がこれです。
・もっとやれ
・ちゃんと考えろ
・なんでできない
これは逆効果です。
なぜなら「やっぱり自分はダメなんだ」という確信を強めるだけだからです。
■必要なのは“成功体験の設計”
この状態を抜ける方法はシンプルです。
👉成功体験を“意図的に作る”こと
ポイントは3つです。
・絶対にできるレベルから始める
・できたらすぐにフィードバックする
・3回連続でできるまでやる
これを繰り返すと、子どもの中で変化が起きます。
「もしかしてできるかも」
この感覚が生まれた瞬間、学習は動き出します。
■BesQで見てきた変化
最初は「どうせムリ」と言っていた子が
小さな成功を積み重ねることで「これならできる」に変わり
やがて「次もやりたい」に変わります。
ここまで来ると、もう止まりません。
■最後に
「どうせムリ」は、やる気の問題ではありません。
環境と設計の問題です。
そしてこれは、変えられます。
変えるべきは子どもではなく、学び方と関わり方です。
子どもが「もう一回やってみようかな」と思えるかどうか。
その一歩を作るのが、大人の役割です。