「勉強しなさいって言っても、全然やらないんです」
保護者の方から、よくいただくご相談のひとつです。
「うちの子に限って…」と思いたくなる気持ち、よくわかります。
でも、実はこれ、“本人のやる気のなさ”のせいではありません。
脳科学や心理学の研究では、明確に「強制はやる気を下げる」と示されています。
🔍 「自己決定感」が消えると、脳はシャットダウンする
心理学者エドワード・デシとリチャード・ライアンの自己決定理論(Self-Determination Theory)によると、
人が“やる気”を感じるためには、次の3つの要素が必要とされています:
自律性(自分で選んでいる感覚)
有能感(できそうだと思えること)
関係性(支えてくれる人の存在)
ところが、「勉強しなさい!」という言葉は、子どもの中の「自分で決めた」という感覚を奪ってしまいます。
脳内では、扁桃体がストレス反応を起こし、前頭前野(思考・判断・集中を司る)が働きにくくなるというメカニズムが起きます。
つまり、「命令された瞬間に、脳が“考えるのをやめる”状態に入る」のです。
🧩 ステップアップ塾BesQは「やる気をつくる塾」です
私たちBesQでは、**「やる気とは生まれつきの性格ではなく、設計できるもの」**という考えを大切にしています。
授業のはじめに、自分で「今日のノルマ(目標)」を選ぶ
達成できたら、しっかりと「できたね」と具体的に承認する
間違えたときは、怒らずに「一緒に分析しよう」と共に振り返る
これらはすべて、「自律性」「有能感」「関係性」を同時に満たす“脳にとって正しい環境づくり”です。
✅ 怒らないのに、成績が上がるのはなぜ?
BesQの生徒たちの多くは、「もともと勉強が嫌い」でした。
でも、「できた!」「先生に褒められた!」という体験を重ねるうちに、
自然と「やってみようかな」という気持ちが芽生えていきます。
私たちは、そんな“内側から芽生えるやる気”を大切に育てる塾です。
