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昭和60年代の空気が色濃く残る、ある喫茶店でのひと時。店内に足を踏み入れると、時が止まったかのような雰囲気が漂います。本日の選択は、中瓶ビールとカレーライス。ビールのお供には、少し湿気を帯びた柿ピーが無料で提供され、これがまたレトロ感を増幅させてくれます。

カレーライスはビーフカレーで、牛肉とタマネギが主な具材。辛さは唐辛子よりも胡椒が強め、昔ながらの家庭の味を思い起こさせる一皿です。メニューにはスープ付きとありましたが、出てきたのはワカメ入りの味噌汁。この店独特のサービスの一つでしょう。

かつては店の玄関マットで昼寝をしていた愛犬の姿もありましたが、最近はその姿を見ることはありません。店内に飾られた写真からは、いろんな物語が感じられますが、それについて深く尋ねることはしませんでした。

店の奥にはロイヤルマージャンのテーブル筐体が鎮座しており、かつての賑わいを偲ばせます。しかし、今回はその話題は控え、喫茶店の雰囲気とご主人の温かさに焦点を当てたいと思います。

この喫茶店は、ただの飲食店ではなく、過去と現在が交差する特別な場所。レトロな雰囲気の中で味わうビールとカレーライスは、まさに懐かしさと新鮮さが融合した、かけがえのない体験を提供してくれました。