こんにちは。
銀のすずの筒井です。
妊活において
「鍼灸が良い」
という話を耳にしたことがある方は多いと思います。
その背景には、
鍼灸が妊娠率向上に寄与する可能性が研究で示されていることが挙げられます。
代表的なデータとして、Paulus ら(2002)は
体外受精(IVF)または顕微授精(ICSI)を受けた女性を対象に、
胚移植前後に鍼治療を行った群と非施術群を比較しました。
その結果、鍼治療群の妊娠率は16.2%高かったと報告されています。
この研究は胚移植前後の施術に着目していますが、
妊娠を目指すうえでは、
周期を通して血流が良い状態を維持することが重要と考えられています。
生理周期に合わせた鍼灸は、
末梢および骨盤内の血流促進、ホルモン分泌の調整、自律神経の安定など、
妊娠成立のサポートに関わる複数の生理機能を整える働きがあります。
また、鍼灸のリラクゼーション効果により副交感神経が高まり、
消化機能の改善や睡眠の質向上にも寄与します。
これらは結果として、妊娠しやすい身体の土台づくりにつながります。
疲労・ストレス・身体の負担を軽減しながら、
妊娠へ向けた身体づくりを進めていきましょう。