眠れない夜のうしろにあるもの
―― 子どもの「睡眠リズム」が乱れるとき
#睡眠障害 #不登校 #お母さんコーチング
こんにちは。
スタディ・コーチング・ラボラトリーの福田です。
お子さまが
「夜眠れない」
「朝起きられない」とき。
それは勉強や登校の問題に見えて、
実は「眠りの乱れ」が
深く関係していることがあります。
この小さなサインを見逃さないことが、
とても大切です。
夜になると
頭がさえて眠れない。
昼夜が逆転してしまう。
朝になっても体が重い。
こうした状態が続くと、
脳のリズムが乱れ、
思考力や集中力が
落ちていきます。
眠りを整えるのは、
「体内時計」と呼ばれる
仕組みです。
朝の光を浴びることで
リセットされ、
夜になると自然に
「眠りのホルモン(メラトニン)」が
分泌されます。
けれども、夜遅くまで
スマートフォンや
タブレットの光を浴びていると、
脳が
「まだ昼だ」と勘違いしてしまい、
眠気が起きません。
さらに、
不安や緊張が続くと、
身体は
「戦うモード」のままで、
休む準備ができなくなります。
そんなときこそ、
「早く寝なさい」と
叱るよりも、
「今日もよく頑張ったね」と、
やさしく声をかけてください。
その一言が、
心をゆるめるスイッチになり、
眠りのリズムを取り戻す
きっかけになります。
眠れない夜の背景には、
頑張りすぎた
心と体の疲れが
隠れています。
まずは
「よくやったね」と伝えること。
それが、
安心と回復への第一歩です。
お母さんも、どうか
自分を責めないでください。
眠れない夜を支える
お母さんの存在そのものが、
お子さまの安心基盤です。
焦らず、比べず、
静かに寄り添う
お母さんのお姿こそ、
眠りを導く
「やさしい灯り」なのです。
眠れない夜は、決して
悪い時間ではありません。
心がゆっくりと整理され、
次の一歩を踏み出す
準備をしている
時間でもあります。
静かに過ごす夜こそ、
お子さまの力が
少しずつ戻っていく
大切な瞬間なのです。
お母さんの穏やかな声が、
お子さまにとって
いちばんの「子守唄」です。
――
スタディ・コーチング・ラボラトリー
代表 福田秀一

焦らなくていい
―― 眠りのリズムを取り戻す小さな習慣
#睡眠障害 #自律神経 #お母さんコーチング #登校しぶり
お母さん、ゆったりとして下さいね。
睡眠のリズムは、
一晩で整うものではありません。
けれども、
小さな習慣を続けることで、
少しずつ戻っていきます。
朝、カーテンを開けて
光を浴びる。
朝食に卵や納豆など、
少しだけ
たんぱく質を取り入れる。
昼間、10分でも外を歩く。
ほんの少しのことでも、
体内時計は
確実に整っていきます。
やがて夜になると、
自然に眠気が訪れます。
昼に体温が上がり、
夜に下がる。
それが、人間が
本来持っている
「眠りのリズム」です。
また、夕方以降の
スマートフォンや
タブレットの光を
控えることも大切です。
ブルーライトは脳に
「まだ昼だ」と
錯覚させます。
そして、睡眠ホルモン
(メラトニン)の働きを
妨げてしまいます。
もし眠れない夜が
続いたとしても、
「早く寝なさい」
と言うよりも、
「静かに休むだけでもいいよ」
と声をかけてあげてください。
その安心感が
副交感神経を整え、
心と体の回復を
助けてくれます。
夜の時間は、親子の
「安心を取り戻す時間」にも
なります。
一緒に温かいお茶を飲む、
静かな音楽を流す。
眠れない夜について、
お子さまを責めるのではなく、
心を整える時間として
過ごしてみてください。
「眠ること」よりも
「安心すること」から始めれば、
自然と眠りは
戻ってきます。
そして何より、
お母さんご自身も
休んでください。
お母さんの
穏やかな呼吸や声かけは、
お子さまにとって
「安心の音」として伝わります。
眠りとは、
体を休めるだけでなく、
心をやさしく整える時間です。
焦らず、比べず、少しずつ。
お母さんの落ち着いた時間が、
お子さまの眠りを包み、
明日の小さな笑顔へと
つながっていきますように。
――
スタディ・コーチング・ラボラトリー
代表 福田秀一
