芽吹くタイミング
最近、家で植物を育てるのにはまっています。
もともと観葉植物やプランターで花を育てるのが好きでしたが、引っ越しの際にそれまで育ててきたものを譲ったり土を処分したりしました。
しかしある日、花屋さんに立ち寄って小さな鉢植えを買ったのをきっかけに、日に日に増えていきました。
今は水耕栽培をしたり、多肉植物などを育てています。種から植えたものが少しずつ芽を出し、葉を広げていく様子を毎日観察するのが楽しみです。ただ、同じ時に蒔いた種なのに芽が出る時期が違うと、「まだ出ないのかな」と心配になったり、「あ、芽が出た」「葉が増えた」と喜んだり、1日に何度も様子を見てしまいます。
これは、子どもの学習や成長もまったく同じだなと感じます。
私たちが行う授業や指導は、いわば「水やり」や「肥料やり」です。しかし、ただ一律に注げばいいというわけではありません。土の乾き具合が鉢ごとに違うように、子どもたちが吸収できるタイミングや量も、一人ひとり異なります。
ひとくちに授業と言っても、その場でパッと吸収する子もいれば、何度も繰り返すことで腑に落ちる子もいます。一度は納得しても忘れてしまう子もいれば、いつの間にか自力で解けるようになっている子もいます。
「分かった!」という瞬間の、子どもたちのキラキラした瞳を見るたび、私たちも胸が熱くなります。「よし、もっと良い授業をしよう」と、子どもたちからパワーをもらっています。
芽が出る時期が違っても、焦らず、日々の小さな変化に気を配り、言葉をかけ続けていき、話を聞き、それを継続していくことこそが、子どもたちがやがて大きな葉を広げ、それぞれの花を咲かせる一番の原動力になると信じています。
進栄セミナー庭窪校 塾長