口コミ投稿、写真投稿で最大20ポイントGET
このマークはお店がエキテンの店舗会員向けサービスに登録している事を表しており、お店の基本情報は店舗関係者によって公開されています。
ドライアイとは、一般的に涙の量が少なくなり、さまざまな症状をおこす病気です。乾きだけでなく、異物感、充血、痛み、目やに、見にくさ、かすみ、まぶしさ、涙が逆に増えるなど様々です。
涙は、目の表面を守る、栄養する、摩擦を減らす、視力を安定させる、などさまざまな働きをしています。その重要な涙が減ることで、さまざまな目の症状を生じます。
ドライアイになる原因はいくつかあります。年齢、冬の乾燥、スマートフォン、パソコンの使用、エアコンなどです。あてはまる方は多いと思います。また稀ですが、リウマチ・シェーグレン症候群などの膠原病があることもあります。統計でドライアイの患者様は2,000万人をこえるとされており、まさに国民病と言えると思います。
ドライアイの治療は点が基本となります。
ヒアレインがもっとも歴史があり基本の点眼になります。最近は濃度別に2種類、使い捨てのミニ製剤で4種類あります。
ジクアスという表面の細胞に作用し涙を直接ふやす点眼も処方される機会がふえてきています。ムコスタは胃薬をもとに開発された、使い捨て製剤です。(苦い味がします)
ほかにマイティア,ソフトサンティアという点眼もあります。
さらに、夜間の保湿のために、軟膏を目の中に入れることもあります。また一部でサプリメント(オプティエイド)を使用することもあります。
温罨法といって、目に赤外線を当て血流をうながすこともしています。
点眼でも症状がおさまらない場合は、涙点プラグという処置を行います。涙の出口;涙点に蓋をして、涙を逃がさないようにして、涙を増やします。シリコン製、コラーゲン製あります。表面麻酔で痛みはほとんどなく、短時間で終わります。
また、単にはめ込んでいるだけなので、トラブル時には簡単に外すことができます。症状が改善したり、点眼回数が減らせる方が多いです。
普段の生活でできる、ドライアイの対策をあげます。パソコン・スマートフォンを長時間しないこと、目と適切な距離をたもち、目線が下になるようにモニター位置を調節すること。
エアコンが直接目に当たらないように、ルーバー機能を利用すること、加湿機能をつけること(設定がなかれば、洗濯物を室内干しでもよいです)、コンタクトレンズを長時間使用しないことなどです。
眼精疲労とは、眼を使う作業を続けることで、眼痛・眼のかすみ・まぶしさ・充血・違和感・涙・ショボショボするなどの目の症状にくわえて、さらには頭痛・肩こり・吐き気・倦怠感などの全身症状が出現する状態です。休息や睡眠をとって回復するうちはよいのですが、回復しないと病的な状態です。
眼精疲労の原因はいろいろあります。原因として以下のようなものがあります。それぞれの目の病気に応じた治療が必要です。また一部のものでは他の診療科の治療が必要なこともあります。たかが疲れ目と軽く考えず、症状がある場合は眼科受診されることをお勧めします。
1.ピントの問題:近視・遠視・乱視・不同視(ガチャ目)があること、また度のあってない眼鏡・コンタクトレンズを使用していること。特に遠視で症状が出やすい。
2.ドライアイ:オフィスでのパソコン作業(VDT症候群)など、コンタクトレンズの長時間使用も原因になります。年齢で涙の産生量がおちてくることも影響します。
3.逆まつげやアレルギー性結膜炎など:目の表面に慢性的に炎症をおこしてしまいます。
3.白内障・緑内障・黄斑変性など:視力の低下する病気、視力に左右差がある場合。
4.斜視・斜位:斜視(寄り目、ひが目)があると、左右別々に見るようになり負担がかかります。
5.眼瞼下垂:おもに年齢でまぶたが下がる状態。視界がせばまるため、無理な姿勢をすることがあります。
5.体調の不良:かぜやインフルエンザ、更年期障害、自律神経失調症、虫歯、耳、鼻など目に近い臓器の疾患に炎症、異常がある場合。
視神経乳頭陥凹拡大とは、聞き慣れないと思いますが、眼科の健診でひっかかる理由でもっとも多いものになります。
わかりやすく言うと、緑内障の疑いということです。
視神経とは、眼底の中心にあり、目と脳をつなぐ組織です。その底にあたる部分を陥凹といいます。
陥凹がひろがり、視神経全体の面積のおおむね70パーセントをこえると、視神経乳頭陥凹拡大とよびます。
これは、緑内障の代表的なサインになります。
以前は医師の経験によって判断していましたが、今では、OCTにより、視神経の変形と、周囲の神経繊維の減り方を客観的に評価できるようになり、緑内障の早期発見ができるようになってきました。
実際には、緑内障が発症しているか確認するために、視野検査をおこない判定しています
眼科の注射療法はさまざまあります。昔は眼注といっていましたが、最近は使われなくなりました。結膜下注射、テノン嚢下注射、まぶたへの注射、球後注射、硝子体内注射があります。当院ではほぼすべての注射療法に対応しています。
結膜下注射は目の表面の薄皮である結膜;白目の下に薬剤を投与します。ぶどう膜炎など目に炎症を起こしている時にステロイドを投与したり、目の強い感染を起こしている時に抗生剤を投与したりします。
テノン嚢下注射ですが、テノン嚢とは、結膜の下側の柔らかい組織です。注射針を強膜にそって滑らせていき、比較的深い場所に、ステロイドまたは麻酔薬を投与します。
ステロイドの投与は、黄斑浮腫(糖尿病網膜症、ぶどう膜炎などが原因)に対しておこないます。
まぶたへの注射は、霰粒腫に対するステロイド投与(小児で長引く場合、相談でおこなっています。)また眼瞼けいれんに対するボトックス投与があります。
球後麻酔は、下瞼の骨の近くから針を進めて、眼球の後ろの神経のそばで麻酔薬を投与します。強力な麻酔なので、見えなくなり、眼球も動かなくなります。長時間の手術で使用することがあります。
最後は硝子体内注射です。眼球内部に直接薬剤を投与します。抗VEGF薬とステロイド投与に用います。
抗VEGF薬は加齢黄斑変性、糖尿病網膜症・網膜静脈閉塞症の黄斑浮腫、病的近視の脈絡膜新生血管黄斑症に対して施行します。従来は治療困難だった病気、また入院手術が必要だった病気が日帰りの短時間の注射で治療できるようになったことは、患者様にとって福音となっています。
光視症とは、視野に光を感じる(ピカピカする、稲光が見える、光が走る)症状です。どちらの目に起きているか自覚できる頃が多いです。
原因として最も多いのが、目の加齢変化である後部硝子体剥離です。
目の中空にあたる硝子体は、年齢とともに収縮して濁りがでてきます。収縮する際に、網膜の視細胞を引っ張りると、光が当たった時と同じ刺激を受けてしまいます。これが光視症の原因です。
外側に垂直方向に走ることが一般的です。
したがって、飛蚊症と同時に出ることも多いです。問題になるのが、飛蚊症と同じく、網膜剥離・網膜裂孔を原因として起きる場合があることです。
その場合、症状がかなり強く、日ごとに悪化します。ですから、光視症を感じた場合、早めの眼科受診をおすすめいたします。
その際、瞳孔を開く検査をしますので、運転以外の手段で受診されたほうが良いです。網膜剥離・網膜裂孔が発見されても、初期であれば日帰りのレーザー治療で治ることも多いです。
しかし、発見が遅れてしまうと、入院手術が必要になるケースも少なくなく、早期発見が大事になります。
無料
中心性網膜炎とは、眼底、網膜の中心の黄斑に水ぶくれ、網膜剥離を起こす病気です。働き盛りの男性がおこすことが多く、片目だけのことがほとんどです。
症状としては、中心が暗く感じる、ものが小さく見える、色の見方がおかしくなるなどです。視力は大きく下がることはなく、だいたい0.8以上に保たれます。
自然経過で大半が半年以内に吸収されるので、内服薬などを使用してまず様子をみることが多いです。
ただし、長期間持続すると、回復しなくなったり、加齢黄斑変性に移行することがありますので、積極的な治療をおこなうことがあります。
治療方法は、まず、蛍光眼底造影検査で、水漏れの箇所を検出します。
黄斑の中心部からはずれている場合、アルゴンレーザーを照射することで、水漏れをとめます。
また、黄斑の中心部にかかる場合や、再発したり、長引いている場合に、PDT、光線力学療法を選択することがあります。
PDTとは、水が漏れる、漏出点に貯まる薬剤を点滴し、それと反応する、淡く焼くレーザーを照射する治療法です。
糖尿病網膜症とは、糖尿病になってから、数年から10年ほどでなる可能性があると言われています。
目の奥の網膜の血管が、糖尿病のダメージをうける状態です。
重症度から順に、単純型、前増殖型、増殖型にわけられます。
糖尿病が進行すると、網膜の細い血管を障害します。出血をおこしたり、血管をつまらせたり、血管の壁から水分を染み出させたりします。
血管をつまらせると、網膜が酸素不足になります。すると、補おうとする信号(VEGF)が産生され、新生血管という、もろい血管を生やします。新生血管は酸素不足を解消するために生えてきますが、すぐに破れて大出血(硝子体出血)を起こしたり、かさぶたのような
な増殖膜をはやして、網膜を引っ張ることで網膜剥離を起こしたり、隅角の水の流れを悪くし、緑内障を起こしたりと、さまざまな合併症を起こす原因になります。
また、血管の壁から染み出た水分は、黄斑という網膜の中心にたまり、黄斑浮腫を起こすことで視力を下げます。
治療の基本は、レーザー治療になります。前増殖型以上が対象になります。酸素不足におちいってる網膜にエネルギーを当てることで、活動性を抑え、新生血管がはえるのをおさえます。視力をつかさどる黄斑を残して、周辺の網膜を焼いていきます。
合併症で視力が下がるのを防ぎますが、網膜にはやけどのダメージが残るので、視野がせまくなったり、色の識別が弱くなったりと見える機能は衰えることがあります。
また、一回にレーザーを打ちすぎたり、間隔が短いと、合併症を起こしやすくなるため、長期間にわたって繰り返していきます。
また黄斑浮腫が強まることもあります。黄斑浮腫に対しては、テノン嚢下・硝子体注射をおこないます。テノン嚢下ではステロイドを、硝子体注射では抗VEGF薬(新生血管をはやすVEGFをおさえます)を眼内に投与します。
網膜剥離や硝子体出血を繰り返す場合は、硝子体手術をおこなうことがあります。
レーザー・注射・硝子体手術を適切なタイミングで、組み合わせておこなう必要があります。
無料
レーザー治療は光凝固ともいい、眼底の治療では歴史ある療法です。用途は主に2つになります。
第一に、網膜剥離・裂孔・円孔の治療です。これは網膜に孔が開く状態(裂孔・円孔)をもとに網膜が剥がれて拡大し剥離になるのを防ぐ療法です。また軽度の網膜剥離であれば、レーザーのみで治癒することもあります。
孔が開く原因として、加齢変化で内側の硝子体が収縮する際に裂けること。また殴られたり、ボールにぶつかったりという外傷がもとで裂けることの二つが多いです。
レーザーでは、網膜に熱エネルギーで火傷を負わせ、下側の組織と接着させる作用で、網膜の剥がれの進行を、堤防のようにおさえます。網膜剥離の拡大する勢いが強く、レーザーの堤防を越えてしまうと、硝子体手術、バックリング手術などがが必要になります。
第二に、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症などの血流が悪くなる病気で、病気の活動性を抑える作用です。これらの病気では血流が悪くなると、酸素不足を補うために新生血管というもろい血管が生えてきてしまいます。
新生血管が破れると、急激に視力が低下する硝子体出血や、増殖組織に引っ張られることで網膜剥離を起こしたりして視力を失っていってしまいます。
血流の悪い部分にレーザーを当てて、病気の進行を抑えます。網膜剥離のレーザーと違い、広範囲に多く打つことになるので、眼への負担はより強く、合併症が出やすくなります。たとえば、視野が狭くなる、色の識別が弱くなる、また浮腫を起こして視力を下げるなどです。浮腫に対しては注射療法で対応します。
レーザー治療では痛みを感じることがあります。切るような激しい痛みではなく、鈍い、重い痛みです。精神的緊張が強い方が痛みを感じる傾向があるようです。
無料
網膜剥離とは、眼球の内側の網膜という神経が集まった重要な部分に傷(裂孔・円孔)ができ、はがれて浮いてしまう状態です。このを状態を裂孔原性網膜剥離といいます。
初期に、飛蚊症や光視症(光が走って見える症状)が増えることが多く、実際に剥離が起こると、視野が欠けはじめます。
進行して黄斑という中心まで?がれると見えなくなり、そのまま1~2週間放置すると失明に至ります。
若年者の場合、けんか、格闘技、スポーツといった打撲などの外傷を原因に、また中高年の場合、後部硝子体剥離という加齢の変化を原因に起こります。さらに近視のつよい方の場合、眼球が変形をおこし、網膜にストレスがかかっていることがあり、網膜変性という薄くなった場所をもとに網膜剥離を起こすことがあります。
治療はレーザーと手術(硝子体手術、バックル手術)に分けられます。
レーザーは10分~20分の日帰りで治療できるのに対し、手術は数時間要することもあり、入院期間も1~2週間です。
またガスを眼内に入れることも多く、そうするとうつ伏せ姿勢を長時間とる必要があります。
早期発見できればレーザーで治癒できるため、飛蚊症や光視症が増えた場合、早めの眼科受診をおすすめします。
これ以外に、加齢黄斑変性・中心性網膜炎などの眼底の血管が障害をうける病気で、水がたまって網膜が浮いてしまう漿液性網膜剥離があります。これらに対しては、病状に応じてレーザーや硝子体内注射を選択して治療します。
もあります。
また、糖尿病網膜症が重症化すると、網膜が増殖膜という、かさぶたのようなものに引っ張られるかたちで網膜剥離を起こしてしまい、牽引性網膜剥離という病態をおこしてしまいます。
無料
俗に飛びものという、黒い点や虫のようなもの、または薄い雲のようなものが視野の中に見えたことはないでしょうか。視界にごみや虫のようなものが飛んでいるように見える症状を飛蚊症(ひぶんしょう)と呼びます。中高年の方は3人に1人は経験するとされています。また近視が強い方では若くして出ることもあります。実際に色・形・大きさはさまざまです。
目を動かしても、その名のとおり目の前を蚊が飛んでいるように感じます。いつもは気が付かなくても、白い壁を見たときや空を見たときにははっきりと現れることが多いです。(普段から見えているのですが、背景がクリアな方が気づきやすいです。)
ほとんど場合は、加齢などの生理的変化によるものですから、心配いりませんが、時に網膜剥離・眼底出血など重篤な疾患の前触れであることがあるので注意が必要です。そういう場合には飛蚊症が日を追ってすごく増加してきます。
網膜剥離は初期に発見できれば、レーザー治療で日帰りで治療できます。10分から30分程度で治療をします。網膜を焼き付けるので痛みを感じることがあります。
進行して発見されると入院・手術が必要:その場合は1~2週間になり、うつ伏せ姿勢も必要になります。急に増えてくるようであれば早めの受診をお勧めいたします。
当院では眼底疾患に力を入れており、幅広く対応可能です。