ビタミンとか取りすぎても大丈夫なのか?と心配しますよね。糖質、タンパク質、脂質も取りすぎると身体には悪いですが、ビタミンにもその傾向はあります。
ビタミンは、「脂溶性」と「水溶性」に分かれます。脂溶性はビタミンA、D、E、K。水溶性はその他ビタミンBやCが挙げられます。
水溶性ビタミンは、大量に摂取したとしても、過剰分はすぐに尿中に排出されてしまいます。ですから過剰性はほとんどの場合、問題ありません。
ビタミンB6の場合は、神経障害を起こす可能性が示唆されていますが、一般的な摂取量でしたら問題ありません。ビタミンのボトルを毎日イッキ飲みするようなことがなければ大丈夫です。
ビタミンCの場合は、結石の原因になると言われますが、この場合も腎臓に問題のある患者さん大量に摂取したときの話であり、通常の場合には何の問題もありません。逆に水に溶けて流れてしまうビタミンの性質を利用して、利尿作用を狙うこともできます。
脂溶性ビタミンは、体内に留まるので、何らかの悪影響がありそうです。
ビタミンEは、全部で八種類ありますが、水溶性と同じように、過剰分はすぐに排出されてしまうため、副作用の心配はありません。
ビタミンDは、長期に渡って摂りすぎると高カルシウム血症を起こすこともあります。ただし、実際にビタミンDは不足していることがおおく、またビタミンDを補うことによって様々な健康への効果が出てくることもわかってきています。特に副作用の問題は出ていません。
ビタミンAが色々議論があるみたいですが、厚生労働省の報告では、「経口、あるいは筋肉注射で適切に使用する場合、おそらく安全だ」とされています。また、一時的になにかの間違いで大量に摂取してしまった場合もそれほど害は無く、むしろ大量を長期に渡って毎日摂取した場合に害が生じるとされてます。なのでビタミンAも普通なラベルに書いてある量を摂取するのならば、特に過剰性の心配はないと思われます。
結論としては、ラベルに書いてある量なら問題は無さそうです。言い方変えると「サプリメントばかり飲んで大丈夫なん?」と言われても「大丈夫!」と堂々と言えるということですね。