〈日焼け止めの正しい使い方〉
地上に降り注ぐ紫外線量が最も強くなるのは7~8月ですが、5~6月も1年の中で真夏に次いで多く、決して油断していい時期ではありません。
5~6月は紫外線のうちA波(UV-A)がより多く到達するとされています。
UV-Aは、真夏に多くなるUV-Bよりもエネルギーは弱めですが、シワやたるみの原因になります。
また窓ガラスを通り抜けてしまうので、建物内でもUVカット機能のない窓ガラスの側などでは、うっかり日焼けしてしまう元になりかねません。
なので毎日の紫外線対策として、日焼け止めは欠かせないものとなります。
ただ、日焼け止めの使い方によっては十分に肌が守られていないかもしれません。
特に注意をしたいのが「塗り直し」
朝、日焼け止めを適切に塗ったとしても、効果が1日キープされるかというと難しいようで、時間とともに皮脂や汗、こすれによって部分的に落ちてムラになってしまうことがあるからです。
これは高SPF、高PAの日焼け止めでも同じです。
日焼け止めの効果を十分に得るためには、2~3時間おきの塗り直しが必要です。
汗をかいたり汗を拭くことの多いシチュエーションなら、よりこまめに塗り直すようにしましょう。
〈塗る時のポイント〉
日焼け止めを正しく使うには、適量を均一に塗る必要があります。
説明書にある「使用料」が多めだと感じることもあるようですが、少量では塗り残しやムラができやすく効果が十分に発揮されません。
肌は滑らかなようで、細かな凹凸やしわなどがあり、ムラになりやすい形状なので、丁寧に塗りましょう。
最初に薄く塗ってから、2度塗りするとムラになりにくく、適量を塗ることができます。
襟足、耳の後ろ、肩周り~腕にかけては塗り残しやすい部位なので、特に注意して塗りましょう。
〈塗り直しのポイント〉
2~3時間おきに塗り直します。
汗をかいたり、水に濡れたり、タオルなどで拭いたときなどは、その都度塗り直しが必要です。
特に顔のTゾーンや頬は皮脂で崩れたり、気付かぬうちにこすってしまったり、手の甲も手洗いなどで落ちやすい部位です。
塗り直すときは、まずティッシュなどで塗り直す部分の表面を抑えて、皮脂や汗、汚れなどを軽く拭き取り、その後前述のように丁寧に塗っていきます。
手軽に直したいときはスプレータイプも用意しておくと便利ですね。
