少しずつ春が近づき気温が上がってきましたが、朝晩などまだまだ寒い日は続きます。
そんな季節は女性だけではなく、男性にも意外に多い「冷え」の悩み。
冷えの原因は、血液の循環不良、基礎代謝の低下、栄養失調、睡眠不足、ストレスや過労、運動不足による筋力低下など様々ですが、「冷えは万病の元」ということわざがある通り、体が冷えることで様々な不調や病気を引き起こします。
生活習慣を整え、根本改善が望ましいですが、まずは感じているそのつらい「冷え」を少しでも改善させるために有効なツボをご紹介します。
◆三陰交(さんいんこう)
生理痛や更年期障害、様々な婦人科系症状に欠かせないツボ「三陰交」
このツボは冷えにもとても効果的。
内くるぶしの頂点から指4本分上がったすねの骨の際に位置する。
◆太衝(たいしょう)
足の甲にあり、足の親指と人差し指の骨の交わるところ。
肝臓疾患の特効穴でもあり、自律神経失調症やストレス、頭痛なども和らげてくれる。
◆湧泉(ゆうせん)
足の裏の土踏まずのやや上方で、指を曲げたときにできるくぼみに位置する。
自律神経の調整やめまい、精神安定にも効果的。
◆中脘(ちゅうかん)
お腹にあるツボでおへそから指5本分の高さにあり、おへそとみぞおちのちょうど中間あたり。
腹大動脈という下肢につながる太い血管が通っているため、冷えに効果的。
胃腸の働きを活発にする効果もあり、お腹の冷えや胃腸の疲れにも◎。
◆労宮(ろうきゅう)
手のひらの真ん中のくぼんだところ。指を曲げ中指と薬指の先が手のひらに当たるところの中間。
このツボも自律神経の働きを整えくれ、体のだるさや全身疲労にも効果的。
呼吸を整え、ゆっくりと押してあげる指圧のほか、お灸や腹部のツボにはカイロを上手く使ってあげると温めながらツボの効能も引き出せます。
※おへその下とその高さの腰で挟むようにカイロを貼ってあげるのもおすすめです。
お灸は火を使わないものも市販されているので、場所や時間に合わせて使い分けてあげるのもよいでしょう。
その他、ドライヤーも利用できます。
冷え対策のツボに温かくて気持ちが良いという距離感で1~2分当ててあげましょう。
熱さに注意し、乾燥や肌荒れが気になるという方は衣服の上からでもOKです。
ぜひ試してみてください。
