心臓のリズムが乱れ、ドキドキと鼓動が速くなる。
なんの前触れもなく起こる「動悸」は生命を司る臓器からのストレートな合図だけにとても心配になります。
心臓に不安を抱えている人だけに起こりやすいわけではなく、疲れやストレスからおきるケースや、更年期障害でおきる場合もあるようです。
そんな突然おきた「動悸」に対して何か少しでも手立てがあると安心ですよね。
そこで今回はそんな動悸に効果的なツボをご紹介します。
ゆっくりと深呼吸をし、心を落ち着かせながら押してみてください。
※激しい胸痛や意識障害を伴う動悸は心筋梗塞や狭心症等の疑いがあるため、速やかに専門医を受診してください。
「神門（しんもん）」
このツボは心経という経絡に属するツボで、手首の手のひら側、小指寄りのくぼみに位置します。
ドキドキと動悸がしたらゆっくりと呼吸をしながら押してみてください。
ストレスなどで乱れた心を落ち着かせ、精神を安定させる効果があります。
精神的疲労やストレスフルな方にもおすすめです。
「膻中（だんちゅう）」
坂や階段を上り呼吸が乱れ息苦しくなったり、気持ちが高ぶっておこった動悸に。
胸にあるツボで両方の乳頭を結んだ線の真ん中に取ります。
指の腹を揃えた面や、両手を重ねた手のひらなどで優しくゆっくりと押し、呼吸を整えましょう。
心と体を休める働きを持ち、倦怠感を取り除いてくれる効果も期待できます。
「百会（ひゃくえ）」
自律神経を整えてくれる万能穴。頭の頂点。左右の耳を結んだ位置に取ります。
副交感神経を優位にし、精神的なストレスを緩和してくれます。
指の腹などを使って、しんみりと響かせるように押してあげましょう。
ストレスや怒り、睡眠不足などで自律神経が乱れると一時的な動悸の原因となります。
コーヒーや緑茶などカフェインの摂り過ぎも交感神経を刺激し、心拍数を上げるため動悸を引き起こすことがあります。
日常生活でストレスコントロールとして取り入れる嗜好品も摂取のし過ぎに注意し、心も体も休めるために十分な睡眠や休息、現代ではスマホの見過ぎなども気を付けたいものですね。
悩みや不安がある時は、あまり深く考えすぎずに一人で抱え込まないよう、誰かに話をするのも一つです。
特に打開策が見つからなくても、話をするだけで楽になることも往々にしてあります。
お身体のお悩みご相談ください。
