本日も『寝違え』
実は寝違えにも種類があります。
筋膜を傷めているケースと、中心部分を傷めているケースです。
例えば、首を右に回したときに左側が痛ければ、筋膜(筋肉の表面を覆う膜)が傷ついている可能性が高いと言えます。
反対に、首を右に回したときに右側が痛ければ、筋肉の中心部分が傷ついている疑いがあります。
前者の方が痛みは強く、よくなりにくい傾向があります。
寝違えの多くの原因は軽度の肉離れですが、まれに首の骨の関節にねんざが発症しているケースもあります。
痛みがある角度を確認するために頚を動かしたり、マッサージをしたり、ストレッチをしたりするとかえって症状を強めてしまうこともあるので、寝違えた直後は症状を抑える為にアイシングと安静にすることが大切です。
ただしアイシングは長くても1時間程度にしましょう。
長すぎるアイシングは血流を悪くしてしまい、筋肉の硬直を強めてしまうため回復を遅らせてしまいます。
痛みが治まって筋肉の繊維が修復するとストレッチやマッサージで筋肉の血流を促進したり、可動域を広げていく施術に移っていきます。
もともと頚肩周りの筋緊張が原因で寝違えを引き起こしていることが多いため、繰り返し損傷しないためにも首や肩に負担のかかる姿勢を矯正し整えていくことも重要になります。
一言で寝違えと言っても、種類が多数あり、施術の仕方も様々です。
当院では、しっかりとカウンセリングを行った後に、一番最良と考えられる施術を行います。
