味処ながの

新小金井駅東側、知る人ぞ知る「隠れ家居酒屋 楽笑」。コックテイルの近くにひっそりと位置するこの居酒屋は、外から見ると少し入りづらい雰囲気を持ちながらも、一歩足を踏み入れるとその先入観は一転、家族のような暖かさに包まれます。

訪れた日は、豆腐の上にキムチ、鴨肉、紫蘇のみじん切りを乗せた、ジャンクながらも絶妙なバランスのお通しが出迎えてくれました。ここで早くも、親父さんの「出せるものを全力で出す」というスタンスが感じ取れます。

料理は、トマトオムレツから始まり、茶碗蒸し、焼きうどんと続きます。特にトマトオムレツは、見た目の美しさと味わいの両方で親父さんの技術の高さを感じさせる一皿。一方で、茶碗蒸しはそのボリュームと具材の豊富さで、親父さんの料理に対する情熱を物語っています。

焼きうどんは、意外にもシンプルながら、玉ねぎ、ネギ、豚肉という基本に忠実な具材で構成され、控えめなソースが絶妙なバランスを生み出していました。期待を裏切らない美味しさに、最後まで満足感が持続します。

店内はダイニングバーを彷彿とさせるようなおしゃれな空間。カウンター席が中心ですが、一人でも気軽に立ち寄れる雰囲気。親父さんとの会話も楽しく、訪れる人を自然と笑顔にします。

「隠れ家居酒屋 楽笑」は、その名の通り、隠れた名店であり、訪れる人に楽しい時間と笑顔を提供してくれる場所。美味しい料理とフレンドリーな雰囲気で、一人の夜も、友人との夜も、特別な時間に変えてくれることでしょう。