イスラーム教寺院の大阪マスジド近くに登場したまんまパキスターニーなハラールレストラン。
'13年6月中旬時点ではプレ・オープンの状態でしたが、本格始動すると誤魔化しのない本物のムサルマーン料理があれもこれも超安価に楽しめそう。
ハラールとはイスラーム教の戒律で許された食材・食品のみを扱ってますよ、ってこと。
インド料理の世界(含パキスタン&バングラデシュ)では、菜食メインのヒンドゥー教徒等に対して非菜食メインのムサルマーンは肉料理のエキスパートと見なされ、宗教の別なく、肉はハラール店で買うことが多いと聞きます。特に精肉の分野では、イスラーム式の屠殺精肉方が肉を柔らかく美味しくするということで、同じく非菜食のシーク式よりも消費者の信頼があついようです。
ウンマく喰えれば何でもOKの極東人種からすれば「何じゃ、それ?」ですが、日本でハラールの看板を掲げる店を見たのなら、それは肉の品質や扱いが上手なムサルマーン料理の店だと考えて良いと思います。特に日本在住の本場の方がよく来ているような店なら間違いなし。この店もディナータイムはパキスタン人客の憩いの場になっていて、料理の本場度・本格度に間違いはなさそうです。
阪神線の各停しか停まらない千船駅が最寄りで、ややアクセスに難がありますけど、インドやパキスタンはじめ南アジア好きは是非一度♪
※アルコールはこの店ではご法度。訪問はそのおつもりでどうぞ。
営業時間
- 本日の営業状況
- 17:00〜22:00
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
17:00~22:00 |
- 営業時間補足
- 11:00〜15:00/17:00〜22:00
- 定休日補足
- 月曜日
口コミ
ネカフェで情報を仕入れたCurry Eater、勇躍向かったのは阪神本線千船駅。もう3駅乗れば尼崎、という大阪も西の端っこにあります。
その大阪の西の端っこに、まんま現地っぽいイスラーム系北インド料理の本格店♪が出来たという情報をゲットしたのです。
駅到着は夜9時。人通りが無くガラ〜ンとしてますねぇ。橋を通って神崎川を渡り、2つめの信号を右折。駅からは徒歩10分しない位で店に着きますが、やはりひと気がありません。どこか遠くから酔っぱらいの大声が聞こえるだけ(汗)。角を曲がって直ぐにお店がありますが、そこだけ照明で明るいというロケーション。ううむ、これってディナー訪問はけっこうハードル高いかも...(汗)。千船駅も停まる電車の本数が段々減るようですし...。
お店には、親切だけど日本語の分からないパキスタン人のコックさんと日本人スタッフさんの2人がいました。日本人スタッフさんは丈の長いイスラーム服を着てます。彼もイスラーム教徒(!)なんだそう。
早速メニューを見てみると、タンドーリBBQ各種とカレー料理のオンパレード♪よっしゃー、先ずは何はなくともシーク・カバーブだぁ! と意気込んだのですが、なんと未だプレオープン状態で、全てのメニューが対応可能というわけではないらしいのです(涙)。それでも少なくないアイテムが出来るようで、そんな中からオーダー決めました。
この日(とりあえず)オーダーしたのは
チキンティッカ(700円)
マトンカレー(800円)
豆カレー(600円)
ナーン(200円)
こう品名打ってみるとあんまりイスラームぽくありませんけど、マトン・カレーは食堂のコルマ(正統ムグライ料理のそれと違う)タイプだし、ナーンはたぶん全粒粉も入った丸形タイプ。ダールも中々にオヤジ臭そうな見た目でテンション上がります。
先ずはチキン・ティッカ。熱々の鉄板使用ですが作り置き等ということはなく、ハラールのチキンなので一般の精肉店のより微妙にお味も良いようです。一部骨付きなのも野趣有り。取り皿に取ったチキンをナーンで押し崩し、ハリチャトネになすりつけ食べます。チャトネ前提だからかマリネソースのお味はやや円やか。全6psで食べでがあります。
続くカレー料理もナイス。マトンのグレイヴィが気持ち甘めなのはちょと意外でしたが、ダールともども総じてオヤジ臭いイスラーム味で満足。取り皿の上に2種のカレーをよそい、途中2つを混ぜ合わしたりしながらナーンで拭って頂きました。ダール食べるなら〜とパキスタン製のアチャールも出してくれ、カレーと一緒にナーンで摘んで食べるとまたまたハイテンションに(汗)。
コルマのマトンは流石ハラールだけあって良い味わい。よく噛むとドンドン味が出て来ます。
ここまででかなり満腹。帰りも心配なのでそろそろお勘定を頼もうか...等と考えているところへ店長のアバシ氏が登場。ムサルマーン料理の雑談に花が咲きました。
その雑談で、氏が私のお気に入り吉祥寺P店と縁のある方と分かり話が大盛り上がり。この店自慢のニハリ(900円)も是非食べていきなさい、ってななりゆきに。入店直ぐの話では出来ないようなこと言ってたんですが...。そんなお誘い受けたら腹9.5分目位行ってても直ぐ乗っちゃうCurry Eater(汗)、ナーンがセットで付いてくるそれを追加決定(食べ切れるのかぁ?)。
登場したニハリは、揚げ玉葱と刻んだ青唐辛子が散らされ、スパイシーな油もタルカされたナイスな見た目。牛すね肉もでかくてグレイヴィの水面上に盛り上がってます。
早速頂いてみると、淡い酸味も感じられるニハリ独特のお味は十二分にストロング。なので“ニハリ食べてるぞ〜!”という気分になります。青唐辛子も散らされているので辛さもバッチリ。ま、ほぼ満腹状態にダメ押しで頼んだ一鉢。肉も大ボリュームで流石に後半苦戦しながらなんとか完食。
甘さをぐ〜っと抑え、焦がしクミンを入れた特注ラッシー(150円)を〆にもらって食事終了です。最初下がり気味のテンションが後半にかけて急上昇、それにつれてまたも爆食(汗)してしまいましたワ。反省反省(...なんか全然してないんですが(汗))。
ところで、10時近くにイスラーム服の髭男達が続々入店して来まして、私一人だった店内がかなり賑やかに。彼等もニハリがお目当てのようで、ワイワイがやがやとウルドゥー語で歓談しながら食べてました。さらに店の外にも数人の髭男達が。ひと気のない夜の通りに白いイスラーム服の髭男達がたむろする様は全く日本離れしてて面白い。パキスタンかインドのイスラーム街区に突如ワープしたみたいで不思議な気分になります。
そんな非日常の異空間にエキサイトできるハラールレストラン。南アジア好きは是非是非行ってみて下さい。ウンマいし、楽しいですよ〜♪ ...といういわけで、本格始動後に期待を込めて★5つ!
写真
概要
店舗名
ジャンル
電話番号
住所
アクセス
営業時間
- 営業時間/定休日
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月
- 17:00~22:00
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火
- 17:00~22:00
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水
- 17:00~22:00
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木
- 17:00~22:00
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金
- 17:00~22:00
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土
- 17:00~22:00
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日
- 17:00~22:00
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祝
- 17:00~22:00
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- 営業時間補足
- 11:00〜15:00/17:00〜22:00
- 定休日補足
- 月曜日
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