口を開けたり、閉めたりするときにシャリシャリとか、
カクカク音がする方は、気を付けてください。
ひょっとすると顔にゆがみが出るかもしれません。
顎関節症の種類
口の開閉時に痛みがあったり、音がするのは、アゴの動きが悪い証拠。
これが顎関節症ですね。
顎関節症にも種類があります。
1. 筋肉痛(こめかみの痛み)
これは、アゴの周囲の筋肉の痛みですね。この筋肉を“そしゃく筋”といいます。
“そしゃく筋”は側頭部からアゴにかけての筋肉です。
そのため、頭痛と間違うこともあります。
寝ているときの歯ぎしりや
片側でばかりそしゃくする噛み癖などが原因となります。
2. ねんざ(耳の近くの痛み)
あくびをするとか、大きな声を出すために大きく口を開けたときに
アゴの関節を捻挫してしまうことがあります。
アゴの関節は耳のすぐ前にあるために、
耳の痛みと思ってしまうことがあります。
3. 関節軟骨(カクカク、ポキポキ)
アゴの筋肉は、からだの中で最も強い筋肉です。
噛む力は女性で40キロ以上、男性は60キロ以上と言われています。
スポーツ選手だと100キロ以上の方もいます!
そんなアゴのクッションの役目をするのが、関節円板という軟骨です。
この軟骨が磨り減ってしまうと、
カクカク、ポキポキ音がしてきてしまうのです。
アゴのトラブルの原因
顎関節症の原因は、
片方の方ばかり使ってしまう噛みクセがあります。
なるべく左右を使うようにしましょう。
最近は柔らかい物ばかり食べているために、
小さいアゴの人が多くなってきました。
ルックス的にはいいのでしょうが、
構造上、かむ力が弱く、アゴのトラブルの原因になります。
あとは年齢が上がるにつれて、アゴの筋肉が弱くなったり、
硬くなってしまいます。これも顎関節症の原因になります。
顎関節症で顔がゆがむ!
顎関節症になると、今まで言った、アゴの痛み、モノを噛むとき音がする、口が開きにくい以外にも肩こり、頭痛、そして顔のゆがみがあります。
どうして顔がゆがんできてしまうのかというと、
片方のアゴでばかりモノを噛んでしまう、いわゆる噛み癖が原因となります。
咀嚼筋の緊張のため、
噛み癖のある方の口元は少し上に上がり、逆に目元は下がります。
これが継続してしまうと、右と左の顔が違ってきてしまうのです。
