人生何があるかわからない。
あるとき突然、痛みに襲われることもあります。
ギックリ腰、痛風、五十肩、捻挫など経験したことがある方もいると思います。
わたしは、よく山歩きに行きます。
グループで行くことが多いのですが、時にはひとりで山に行きます。
ひとりで怖くないのかといわれると、まったく怖くありません。
ここは性格によると思うのですが、
人気のない山の中にいるとリラックスできるのです。
しかし、リスクもあります。
途中で捻挫や肉離れなど足を痛めても
何とか人里まで自分の力で下りなくてはならないのです。
もちろん山に行かない方も
通勤中に腰が突然、痛くなってしまうこともあるでしょう。
どうしてもやらなくてはならない用事の時に
頭痛におそわれることもあります。
こんな時、痛みを緩和させる簡単な方法として
この耳ツボを知っていて損はありません!
そこで今回は、
1.アメリカ軍で採用されている耳鍼
2.災害時にも救助に使用された耳鍼
3.MRIで耳鍼の有用性が証明された
4.耳鍼の具体的な方法
を順にお話していきたいと思います。
1. アメリカ軍で採用されている耳鍼
緊急時にかんたんに痛みをとることができる耳ツボは、
実はアメリカ陸・海・空軍で採用されている、
バトルフィールド鍼治療なんです。
そのアメリカ軍に鍼治療を導入するため尽力されたのが、
リチャード・C・ニムゾク先生です。
このニムゾク先生は軍医であり、アメリカ医師鍼灸協会会長でもあります。
来日して講演もされています。
このニムゾク先生によると
アメリカ軍ではアフガニスタン戦争、イラク戦争を通じて
緊急時に、この耳鍼を利用してきたというのです。
もちろん戦場ですから、緊急時の中の緊急時です。
血だらけになっている兵士に
服やヘルメットを脱がせることなく痛みをとるテクニックは
救助のために非常に有用だったということです。
この耳鍼テクニックは、手足、背中、腰の痛みだけでなく、
頭痛や痛風、さらに二日酔いやドライアイ、口の渇き、
PTSDなどの精神的ストレスにまで
その力を発揮しているということでした。
