今日も“足”の話題です。 仕事柄、「第二の心臓」という言葉をよく耳にします。 第二の心臓、足裏! とか、第二の心臓、ふくらはぎ! とかね。 中には、第二の心臓、太もも?なんてのもあります。 つまり、第二の心臓は“足”ということは間違いないようです。 太ももは個人的には好きですが……それはさておき 第二の心臓は足の裏なのでしょうか? それとも、ふくらはぎなのでしょうか? マニアックな話題ですが、検索してみました。 Googleで検索すると、 第二の心臓 ふくらはぎ 検索結果 407000件 第二の心臓 足裏 検索結果 4790000件 という結果になりました。なんと、「足裏」が「ふくらはぎ」の12倍も検索結果が出てきました。ネット上では、第二の心臓は足裏ということに軍配は上がっていますね。 しかし、私はあえて異を唱えたい。人気や常識的には第二の心臓は足裏でも、働き、機能から考えると、第二の心臓はふくらはぎと言えると思うのです。 それに、足つぼマッサージや足裏マッサージという名称は存在しても、ふくらはぎマッサージという名称は単体ではないのです。 私も足つぼマッサージを施術しますが、その中に、ふくらはぎと太ももの施術まで含まれています。そういうこともあって、ネット上では、第二の心臓は足裏ということに軍配が上がっているのではないかと思います。 それでは第二の心臓がふくらはぎだということを説明したいと思います。 心臓は、皆さんもよくご存知でしょうが、全身に血液を送り出すポンプの役割があります。しかし、ただ送り出すだけで、血液をもどす働きはしていません。 では、血液をもどす働きをしているのはいったいどこ、なのでしょうか? それは筋肉と呼吸です。 特に足には、からだ全体の6割の筋肉があります。そして、足は心臓よりも下部にあるため、この筋肉の働きによって、血液を心臓に戻しているといても過言ではないのです。歩いたり、走ったりするとこの下腿三頭筋が収縮したり、弛緩したりを繰り返します。これによって、筋肉内の血流が増加し、血液を心臓にポンプアップするのです。
