猫背を治す歩き方
五月の終わりの週末、雲取山に行ってきました。
雲取山は東京、埼玉、山梨の三つの県境に位置しています。
標高は2000mちょっと。東京都の一番高い山です。
両側が深く切り立っている尾根を登りながら、その頂上に向かいました。
山高ければ谷深し。
これは私たちの背骨にも当てはまります。
背骨は横から見ると、山の尾根のように蛇行しています。
これをS字湾曲といいます。
うつ伏せになった人を横から見ると、
首が谷、背中が山、腰が谷、骨盤が山になっています。
この背中の山が高いのが、猫背です。
背中の山が高ければ、首と腰の谷も深くなります。
ですから、猫背は肩や背中の張りのほかに脛椎症や腰痛症といった首と腰の痛みも引き起こしてしまいます。
その猫背を改善すれば、首や腰のトラブルも軽減するはずです。
猫背を改善するには普段の歩き方が大事です。
歩いているとき、肩甲骨、背骨、骨盤が連動して運動します。それに付随している筋肉、特に体幹の筋肉が収縮を繰り返しています。
じっと立って姿勢を固めているときより、歩いたり、走ったりしているときの方が姿勢を変化させやすいのです。
猫背を改善させる歩き方のポイントは三つです。
肩甲骨を落として寄せる
腹筋を締める
前に足を振りだす
です。
もう少し詳しく説明します。
肩甲骨を後ろ回しにぐるっと回したあと背骨の真ん中に向けて軽く寄せます。
そのまま腹筋を締めて姿勢を保持します。
手は軽く振り、振りだすように前に足を出します。気持ちとしては、前から来た人に振りだした足の靴底が見える感じです。これによって骨盤の過剰な前傾が改善します。
最初から三つ同時は難しいと思います。
まずは肩甲骨を寄せるとこから意識して歩いてみてくださいね
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東京都小金井市貫井北町3-15-15