寒くなってくると足がむくむ、玉川上水を一橋学園の方に行ったところに、その患者さんの自宅がある。玉川上水沿いの木立もまだ今のところ青々としているが、風が吹くとはらはらと落ち葉が降ってくる。秋である。この患者さんのところには定期的に往診にいっている。症状は腰痛、足のしびれ、痛風だ。このところよく、足がむくむようだ。本人もそれを気にしている。足のむくみ、その原因には、心臓、肝臓、腎臓などの内臓の疾患があったり、運動不足による循環が悪いなどの原因があるが、これまでの経験から、むくみは寒いときよりも暑い夏の方が出やすいと認識している。それは夏は暑くて、水分も多く摂取し、しかも暑いのであまり動かないからだ。それに対して秋から冬にかけては、あまり水分を取らず、夏にくらべて運動量も増えるはずだ。それなのになぜ、この患者さんは寒くなると下半身がむくむのであろうか?この患者さんの症状は先ほどものべたが腰痛、足のしびれ、痛風である。それはどれも下肢の血行不良が原因となる症状である。つまり下肢の筋肉が寒さにより固くなり、それが下肢の血行不良を招き、足のむくみを引き起こしているのだろう。ますます寒くなっていくこの時期、気をつけたいと思う。
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東京都小金井市貫井北町3-15-15